疾患別解説

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サンリズムの増量による効果と副作用

57歳 女性
2006年1月 5日

2年前の買い物中に激しい動悸があり、我慢していたら失神してしまいました。かかりつけの病院に搬送され、心房細動と診断されました。その後の検査(心エコー、24時間ホルター心電図、トレッドミル、レントゲンなど)の結果、頚動脈が少し狭くなっている以外は異常なしとのことで、予防として薬を処方されていました。
2ヶ月前から、発作がたびたび起こるようになり、発作のたびにサンリズムを2錠飲んでいました。始めは、服用後3時間くらいで治まりますが、最近では、飲んでも9時間くらい続くようになり、今まで1日1錠だったサンリズムを1日3錠に増やしました。

サンリズムを増やすと、効果が減少したり、副作用が増えたりするのではありませんか?手術も考えたほうがよいのでしょうか。

回答

サンリズムは一日の常用量は150ミリグラムであり、225ミリグラムまで増量することがあります。1錠25ミリグラムのものと、50ミリグラムのものとがあるのですが、25ミリ錠ならば、一日6?9錠、50ミリ錠ならば、一日3?4錠という計算になります。
サンリズムを増やすことで、効果が減少することはありませんが、副作用は増加します。このあたりは効果と副作用をバランスにかけてみながら、考えることになるでしょう。手術というと、カテーテル手術を考えることになります。手術の成功率は病院のスタッフの熟練の程度によって大きく異なりますが、60ないし80%というところでしょう。現在、診ていただいている病院の担当医に相談なさって、紹介してもらっては如何でしょうか。

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