日本心臓財団とは

日本心臓財団は、研究助成、国際交流・国際協力、予防知識の普及啓発を三つの柱に事業を行っています。

2019年 新年のご挨拶

明けましておめでとうございます。
新年にあたり一言ご挨拶を申し上げます。
日本心臓財団にとって、設立以来50回目の記念すべき新しい年を迎えることになります。
皆さまからの多大なご支援をいただき、お陰様にて今日まで充実した活動を実施できますことに篤く御礼申し上げるとともに、50年目にふさわしいさまざまな活動を展開していきたく存じます。

一つは、春に横浜にて開催される日本循環器学会学術集会において、高円宮妃殿下名誉総裁をお招きして、循環器病治療の50年を振り返り、今後を展望する日本心臓財団50年記念シンポジウムを開催いたします。

二つは、懸案であった「健康寿命の延伸等を図るための脳卒中、心臓病その他循環器病に係る対策に関する基本法」が、皆様のご支援の結果、昨年12月の臨時国会にて成立いたしました。今後はこの法律に基づく循環器病対策推進基本計画が策定され、各種施策が実行されていきます。当財団も関係団体と協力し、基本法が目指す国民の健康寿命の延伸に尽力してまいりたいと存じます。

わが国は、世界一の長寿国になるとともに、人口の高齢化が急速に進展して、国民の4人に1人が高齢者という超高齢社会となりました。そこで、これから明るい活力ある高齢社会を築くには、高齢者の心身機能を健やかに保ち、自立度の低下(フレイルと表現されています)を予防し、健康寿命を伸ばすことが求められています。それには加齢が最も大きな危険因子となる動脈硬化、さらにはそれに基づく心筋梗塞や脳梗塞などの、生命に直接関わるばかりでなく、日常生活を著しく損う病気を防ぐことが重要です。実際には、加齢以外の危険因子となる糖尿病や高血圧、高脂血症などがあればしっかり治療し、特に、禁煙などの自己管理でコントロールが可能な生活習慣を改善することも大切です。

一方、最近話題になっているのが高齢者の心不全です。様々な要因で発症しますが、加齢による弁膜症が注目されています。それは、医学の進歩により弁膜症は治癒することが可能になったからです。
そこで、息切れなどの症状を訴える高齢者を診察する際には必ず聴診して弁膜症の有無を確認することが求められています。
本年もACジャパンの支援のもとテレビ等のCMを通じて、聴診の重要性を訴える活動を引き続き行う予定です。

日本心臓財団は、皆さまが健康を増進して健康寿命を延伸するための予防や病気への対応などについての適切な情報をお伝えする啓発活動を、今後も幅広く展開してまいる所存です。

そして、財団の学術的な活動である循環器病の予防や病因の解明、そして治療や診断法の開発に関する研究助成、若手研究者の海外留学の支援、循環器専門月刊誌「心臓」の刊行なども、さらに充実させて、実施していきたく存じております。
このような活動は、全て皆さまからのご寄附があってはじめて実施が可能となります。今後ともよろしくご支援いただきますようお願い申し上げます。

最後に、皆さまにとりまして2019年が、より良き年となりますよう心からお祈り申し上げます。

公益財団法人 日本心臓財団
理事長 矢﨑 義雄

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