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期外収縮で突然死することはないか

45歳 女性
2004年4月18日

2年前の暮れに胸痛があり、自転車こぎの運動負荷、心エコー、ホルター心電図の検査を受け、異常なしでした。
今年の3月ごろから、動悸と喉につかえるような不整脈がひどい時には1分間に30回ほどあり、2、3時間つづくこともあります。再度、レントゲンと階段を上がる運動負荷検査、ホルター心電図をしたところ、運動負荷直後に不整脈が出ているのと、ホルター心電図は24時間で24回の不整脈があり、心電図の山は1度で上室性と心室性期外収縮と言われ、今のところ薬の必要性は無いと思われるので様子をみてくださいといわれました。

時々、動悸と不整脈が起こり不安です。再度、詳しい検査を受けた方がよいでしょうか。期外収縮で突然死することは無いでしょうか。

回答

上室性と心室性の期外収縮ということで、診断は確定しており、基礎に心臓病がないことも確認されているようです。薬の必要はなく、様子を見てくださいという担当医の説明には間違いありません。突然死することもありません。ただし、これらは現在の時点での説明であり、将来とも変化が進まないことを前提としています。長く経過するうちに、基礎に潜んでいる心臓病が表にでてきたり、期外収縮の性質が変わってきたりすることがあります。症状がつづく間は、何年か毎に検査を受けておいたほうがよいであろうと思います。

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