疾患別解説

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拡張型心筋症

33歳 男性
2006年1月31日

ちょうど1年前に、労作時息切れ、体重増加、むくみありで病院へ。翌日入院し、心臓カテーテル、RI(ラジオアイソトープ)検査を受け、特発性拡張型(うっ血型)心筋症と診断されました。
入院は40日で退院でき、現在は容態も落ち着いております。

会社へは自動車で通勤し、日常生活において、食事制限や運動制限をしながら生活をしています。また、入院時に、糖尿予備軍、睡眠時無呼吸症候群と診断され、現在食餌療法及び、CPAP装置(接続的気道陽圧呼吸)にて治療中です。

心エコー検査(EF(左室駆出率)の変化)
入院時 EF20?25%
退院前 EF30?35%
半年後 EF60%

BNP(心臓利尿ホルモン)値の変化
入院時  400pg/ml
3ヵ月後 5.8pg/ml

回答

1年の間に、左心室の駆出率(EF)が27%から60%に改善し、BNPが5.8pg/mlまで改善したということですが、通常の予想以上の改善です。しかしアーチストやディオバンによる治療効果としてあり得ないことではないと思います。ひとつ不明な点は、1年前の病気が拡張型心筋症でなく、急性心筋炎でなかったかどうかです。もし心筋炎であったなら著しい改善は十分に予測できることですし、また今後の予後についても非常に良い予後が期待できます。しかし、今となっては拡張型心筋症だったか心筋炎だったかを鑑別することは困難です。
拡張型心筋症であったとしても、1年間に非常によく改善していますので、長期予後も良いと考えます。仕事や結婚も前向きに考えられてよろしいのではないかと思います。ただこれからの1?2年は進行してないかどうか注意深い観察が必要です。
体重のコントロールは、食事量を減らし、定期的に運動をすることを薦めます。運動量については、主治医にご相談ください。拡張型心筋症であっても、過度にならない程度の運動は、体重コントロールだけでなく循環の改善のためにも有用です。

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