疾患別解説

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心房中隔欠損と不完全右脚ブロック

19歳 女性
2006年4月17日

半年前に不整脈を感じて心電図を取ったとき、頻発する上室性期外収縮と不完全右脚ブロックと結果が出ました。自覚症状が出てきたら病院にまた来てくださいと言われていましですが、たまに息をするのが苦しくなる程度だったので行きませんでした。
先日、学校で内科検診(聴診検査)があったのですが、その時に心房中隔欠損だといけないので検査をしに行ってください、と言われました。
この場合、心房中隔欠損の確率は高いでしょうか。また、どのような検査をするのでしょうか。

回答

心房中隔欠損症ではほとんどの場合、不完全右脚ブロックになります。しかし、不完全右脚ブロックは健康な人であってもよくみられ、1000人中、3?4人にはみられる所見であり、常に心房中隔欠損症をともなうわけのものではありません。
心電図よりもむしろ、聴診所見に気になるところがあったので、検査を勧められたのでしょう。確認のための検査とは超音波検査のことです。これで心房中隔欠損が明らかになり、手術治療を考えるということになれば、カテーテル検査を行います。

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