疾患別解説

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検診でQTc短縮といわれた

40歳 男性
2003年10月24日

先日、生活習慣病検診の心電図の結果がQTc短縮となっていました。
QTc短縮とはどのような状態、病気でしょうか?
また、判定欄に「軽い異常を認めます。症状のある時は心電図検査を受けてください」との事。
どのような症状が出たら検査に行けばよいのですか?

回答

QTというのは、心臓の電気的興奮時間といわれる時間です。心拍数の影響を受けて変動するので、心拍数で補正してQTcとして表現します。これが短縮しても、そのために症状を呈するということはありません。しかし、その短縮は薬や電解質の影響を受けて起こることがあるので、そうした原因はないか探ることになります。影響する電解質としては血中のカルシウム濃度があります。カルシウム濃度が高い人に短縮がみられるのですが、そうした人では尿路結石が出来やすいということがあります。症状としてはこの程度のことです。

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