疾患別解説

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5歳の心室中隔欠損症手術の必要性

5歳 女性
2005年2月10日

娘のことで相談いたします。中程度の心室中隔欠損と診断され、1歳までは、強心剤、利尿剤を服用しておりましたが、それほど状態が悪くないということで服用を中止し、その後は、定期的に診察を受け、現在に至っております。先日の診察で、「穴の大きさ(4?5ミリ)はほとんど変わっておらず、心臓肥大も見られ負担はかかっているようである。今後穴が閉じていく可能性は低く、将来的なことも考えると、手術をしたほうが良いと思われる。まず、カテーテル検査で詳しく調べてみましょう」と言われ、4月にカテーテル検査を受けることになりました。検査を決めたものの、元気な娘を見ていると、いろいろ考えてしまいます。
1)やはり、手術は必要でしょうか。また、その時期は今が適当でしょうか。
2)手術の場合、傷口の大きさは病院により違うのでしょうか。
3)手術をする病院を変えた場合、心カテは、その病院でまた受けることになるのでしょうか。

回答

1)手術の必要度はカテーテル検査の結果によります。カテーテル検査で肺高血圧、大量の短絡、大動脈弁の変形などが確認されれば手術が必要です。それを確かめるための検査です。手術が必要なら、今は適当な年齢です。
2)手術の傷の大きさは最近小さくなりました。病院による差は少ないでしょう。
3)カテーテル検査と手術をする病院は原則として同じ病院です。手術を別の病院で受けるなら、今の病院でカテーテル検査の結果(アンギオのフィルムも含めて)を貸し出してもらうのですが、スムーズにいくか、判りません。多分スムーズにゆかず、またカテーテル検査をすることになりかねません。手術をほかの病院でするなら、今の病院での4月のカテーテル検査は止めるべきでしょう。

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