疾患別解説

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心室中隔欠損症

4歳 男性
2004年3月24日

息子は、軽度の心室中核欠損症で、要観察、年1度検査をしています。
「針で刺した様な小さな穴が開いている。風邪をひいている時と同程度の小さな心雑音がしている。日常は何も気にする必要はないが、歯の治療前に抗生物質を飲まなければ、内膜症になる危険がある」と言われました。

それ以外での出血や風邪などのウイルスによる感染に対しては何もしなくていいのですか?
もし内膜症になった時にはどんな症状が出るのですか?

回答

小さい心室中隔欠損症で、心臓の機能は正常ですが、細菌性心内膜炎の危険があります。
細菌性心内膜炎は抜歯など、歯の出血を伴う場合に口の中の最近が血管の中に入り、心臓について敗血症をおこすものです。その予防に抗生物質を飲みます。風邪はウイルスですから細菌性心内膜炎をおこしません。手足の切り傷では清潔に洗えば細菌は血管に入りませんから、細菌性心内膜炎はおこりません。逆にきたない傷、化膿傷は細菌性心内膜炎の危険があります。細菌性心内膜炎の症状は7日以上の発熱です。

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