疾患別解説

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ペースメーカ植え込み後に肩と腕に痛み

70歳 男性
2005年6月 3日

昨年3月にII度房室ブロックの診断を受け、ペースメーカを植え込みました。(Mode:DDD)手術直後から植え込んだ側の左肩の筋肉が硬直、その後硬直はなくなったものの、鎖骨付近から肩にかけて痛みが現在も続いています。左手が上がらず、洗面、靴下を履くことも不自由です。この痛みは、何が原因なのでしょうか?また、治るのでしょうか?

回答

肩腕手症候群といわれているものです。ペースメーカ植え込み後に、ときにみられることのある症状です。ペースメーカを入れた後に、肩や腕の痛みが起こり、動きが不自由になり、また、肩や腕の筋肉が萎縮してくる現象をいいます。交感神経性筋ジストロフィーといわれる場合もあります。このような言い方をするのは、その昔、ペースメーカを入れた部位からの求心性刺激が脊髄の交感神経核に波及し、ここに影響して起こるという説明が行われたことに由来します。しかし、なぜ、起こるのか、結局は判っていません。リハビリを根気よく行うことで、かなりよくなります。整形外科の医師によくご相談になってください。

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