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薬物治療で心房細動の症状が好転しない

30歳 男性
2007年8月29日

20歳頃に脈が飛ぶ自覚症状があり、上室性期外収縮と診断されましたが、そのときは治療の必要なしと判断され、経過観察となりました。その4年後に激しい動悸を感じたので、病院へ行ったところ心房細動と診断されました。

現在、心房細動になると1?3日続きます。現在の主治医からは、当初リスモダンとアスピリンを処方してもらいましたが、症状が好転しないので、ジゴシンとワソランを追加しています。
心房細動の薬は多数あると聞いていますが、今後の方針としては、心房細動が治まる薬を試行錯誤しながら探すことになるのでしょうか。
また、期外収縮から心房細動へ移行したように、心房細動から心室細動などへ移行する可能性はあるのでしょうか。

回答

現在服用中の薬剤は発作の予防を目標にし、かつ発作中の頻拍を抑えることも考えて処方されているのだろうと想像いたします。まだ症状が好転しないということですが、そういう場合には、試行錯誤的に二三の薬剤の併用を試みることもあります。しかし、30歳の年齢では心房細動の発作が頑固に繰り返す例は少ないので、一度薬が決まれば症状は安定するだろうと思います。
なお、心房細動から心室細動に移行することはありませんのでその心配は不要です。

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