疾患別解説

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発作性心房細動発作が繰り返し起こる

41歳 男性
2005年11月 7日

2年前、昼食後に動悸が激しくなり、高血圧治療で通院中の病院で心房細動と診断され、点滴を受けました。
半年前に、昼食後、心房細動の時と同じ動悸が感じられた。その後、何度か同じようなことがあり、病院へ行き医師に相談。ホルター心電図検査、心臓エコー、胸部X線検査を受けました。
その結果、エコーとX線は問題なしでしたが、心電図では2,000回強の異常が見られ、期外収縮と言われました。これも投薬を受けて2?3日程度で気にならなくなりました。

ひと月前、前日の深酒のせいか、寝起きから心房細動と診断を受けたときと同じ状態が続き、日曜日だったので、とにかく安静にして月曜日を待ちました。その日の午後には治ったりまた出たりの繰り返しの状態となり、月曜日になると、さらにその間隔がひろがりました。
徐々に治るのかなと思い、前回の診断時に「命には別状ないから」と言う先生の言葉を思い出して我慢することとしました。
しかし情況は、一ヶ月強過ぎた現在でも、1日あるいは数日間に数回(5分ほどで治る)発作が起きる状況が繰り返し続いています。
よく心臓はデリケートだから思い悩むと余計に悪くなると言われますが、神経性のものなでしょうか。

回答

短い持続の発作性心房細動が繰り返し起こっている状態のようです。たしかに命には別条ないのですが、本人はたまらないだろうと思います。高血圧、深酒、睡眠不足などがきっかけになるのですが、思い当たることはないでしょうか。肥満はひとつの要素にはなりますが、ちょっと間に合わないですね。
こうした場合、第一に、予防的に交感神経ベータ遮断薬を用いることがありますが、使ってみているのでしょうか。
第二に、発作が起こっても、気にならないように、心臓の拍動数を抑制するジギタリス剤を使用しておくこともあります。
第三が、発作時の治療薬の頓服服用、第四が治療薬の継続服用です。薬の選択については、担当医とよくご相談になってください。

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