疾患別解説

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人工血管の寿命

39歳 女性
2004年4月16日

18年前に、健康診断で胸部大動脈瘤が発見され即手術をしました。血管は一部人工血管になっています。
その後結婚し、2人の子供を自然分娩で出産しました。定期的に検診には行っていたのですが、2人目の子を出産した後、手術を担当された先生に「人工血管と自分の血管は完全につながっています、子供を産んでも何も問題がないので安心してよいでしょう」と、言われそれ以来病院にはかかっていません。

しかし、やはり近頃心配になります。検診は必要でしょうか。人工血管は、一生もつものでしょうか。

回答

胸部大動脈瘤と人工血管で置換され、2人の子供さんを設けられたことは素敵なことだと思います。

人工血管の耐用年数について、一般的には現在の人工血管は終生もつといわれていますが、あなたのように20歳くらいでこれを使われた時に、60歳、70歳までもつかといわれると、これはそういった例が今までにあまりありませんので、やはり定期的な検査はお受けになった方が良いと思います。30年あるいは40年くらいの追跡をされた記録はありますが、やはり数年に一回位の健診はお受け下さい。現在ではあまり侵襲的ではない超音波、その他の検査で異常を発見することが出来ますので、お受けになるのが良いと思います。

ただ、もう一つ問題はあなたの動脈瘤がどのような性質のものであったかということです。人工血管を植えた部分は良いけれども、その他の部分に同じような大動脈瘤が出来るという可能性が、動脈瘤の性質によっては否定できないからです。これは手術をお受けになった病院でお聞きになれば解ると思います。それによっては人工血管部分ではなく、その上下の部分も今後とも定期的に見ていかれる必要があろうと思います。手術をお受けになった病院でよくご相談下さい。

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