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入退院を繰り返している、今後の治療法をアドバイスしてほしい

64歳 男性
2003年12月 1日

7年前に胸部圧迫感出現、起座呼吸状態となり救急車で向かい、CCUに入院し人工呼吸・利尿剤・亜硝酸剤での治療受け冠動脈造影、左室造影検査を受け拡張型心筋症の診断を受ける。
拡張型心筋症による左心室収縮し機能低下、駆出率38%
それから4年後再入院
それから3年後の今年8月3度目の入院
人によってアーチスト錠の効果が最適に効くが、私の場合は残念ながらその効果が出ず、入院時と症状は変わらず、良好な進展は見られない。
疲れやすい、階段を上がるのに息切れと胸が苦しく蹲る状態、100メートル位で胸が苦しく歩行困難、ストレスが増幅すると息苦しく、発声が出来なくなる。

今後の治療方法についてアドバイスをお願いします。

回答

拡張型心筋症は難病に指定されている病気です。治療には大変、難儀します。若い人でしたら、心臓移植が最後の選択肢となるところです。病院としてもいろいろ工夫をしておられるようです。指示にしたがって、療養されることをお勧めします。いただいている薬を拝見すると、可能性のある薬はすべて用いられていますが、アンジオテンシン変換酵素(ACE)阻害薬ないしはアンジオテンシン受容体ブロッカー(ARB)は使われていないようです。以前に急性腎不全を起こしたと書いてありましたが、腎機能障害が今もあるのでしょうか。腎機能障害があればこれは使えないのですが、担当医にこのお返事を見せてご相談になってください。

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