疾患別解説

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30代女性の冠攣縮性狭心症

39歳 女性
2005年11月28日

先日、カテーテル検査を受けたところ、冠攣縮性狭心症と判断されました。
最初の発作から6年あまり放置してしまったため、症状が悪化した状態で、やっと病院に通い、病名を知るにいたりました。そこで、質問なのですが、
1)この病気は、この年代の女性に多いのでしょうか。
2)現在フランドルテープを使用していますが、頭痛がします。フランドルテープ以外に方法はありますか。
3)完治は可能ですか?可能な場合、どれくらいの時間が必要でしょうか。
4)子どもを生むことは可能でしょうか。

回答

1)現在39歳で、6年前から発作があったとすると、33歳頃から発作があるということになります。攣縮性狭心症は女性の場合は更年期を過ぎるころからみられることが多いものです。
2)治療には硝酸薬とカルシウム拮抗薬が用いられます。フランドルは硝酸薬ですが、この薬の副作用には頭痛があります。したがって、カルシウム拮抗薬に変更していただくというのも、ひとつであろうと思います。
3)攣縮性狭心症では冠動脈に狭窄がないことが多いのが特徴です。あなたさまの場合はどうであったのかによりますが、狭窄がなければ、症状がなくなって数年もすれば、薬もいらなくなります。
4)妊娠は可能です。ただ、妊娠していると、薬には使いにくいものがありますので、担当医にご相談ください。

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