疾患別解説

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細菌性心内膜炎の治療

35歳 女性
2005年3月 2日

35歳の娘が心内膜炎と診断されましたが、原因不明の高熱が続いています。医師も原因を特定できず、検査ばかりで、不信感が募ってきました。
昨年暮れから38度前後の熱が続き、大学病院の診断では、「心臓に菌がついた心内膜炎」と診断されました。数種類の抗生物質が投与されましたが、熱は一進一退を繰り返しています。2月初旬に高熱になり、自力で酸素を吸えなくなり、酸素を送り込む機械をつけました。同時に血圧の低下を指摘され、点滴を24時間受ける状態が一週間続きました。
2月下旬のエコー診察で、「心臓の僧帽弁に菌がついている」とされ、数日後、手術が予定されました。しかし、当日朝のエコー診断で菌が心臓に見つからず、手術は中止になりました。医師は「菌がどこかに飛んでいる」といいます。血圧は現在、正常です。
今後、2度目の頭部MRI診断と、骨髄液の検査を予定しています。いくら検査しても患部が特定されず、熱も下がらないので、不安が高まっています。
娘は3年ほど前から重度のアトピー性皮膚炎を患っています。

回答

細菌性心内膜炎においては、細菌が心内膜にとりついて、増殖するために、大量の抗生物質治療を長期間行うことを必要とします。細菌が弁組織に潜んでいて、弁の破壊が進行する傾向があるときには、弁を取り除く手術をしなければならないことがあります。お嬢さんの場合には、重度のアトピー性皮膚炎があるということですが、これが細菌感染の入り口になっているのではないでしょうか。細菌性心内膜炎は薬の効きにくい、きわめて難治性の疾患であり、大量の抗生物質の長期投与が必要です。気長に頑張られることをお勧めしたいと思います。

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