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ファロー四徴症の手術成績と予後

生後3週 女性
2005年11月11日

生後2日目に子どもの心音に雑音があると診断され、産婦人科を退院したその足で小児専門病院を受診し、「ファロー四徴症」と診断を受けました。
現在産後3週間目に入り、ミルクも母乳をしっかりとのみ体重も予想以上に増加し、見た目には元気な様子が継続しております。

「ファロー四徴症」について、いくつか質問をさせてください。
1)医師からは1年から2年の間に手術を行わなければいけないと言われたのですが、その手術の難易度、平均的な成功率はどれくらいのものですか。
2)「ファロー四徴症」の病状について軽いものと重いものがあるのですか。そのめやすは何ですか。
3)「ファロー四徴症」の手術は何度も行う人も多いのですか。1回の人と複数回の人の割合はどのくらいですか。
4)「ファロー四徴症」の手術成功後の後遺症として覚悟しなければならないものは、どのようなものが挙げられますか。
5)「ファロー四徴症」の手術が成功した場合にスポーツなどの激しい運動が制限される可能性は高いですか。
6)「ファロー四徴症」の手術が成功しても脳や肺や手足に障害が出て、いわゆる「障害者」になる可能性は高いですか。
7)手術なしでの治療は事実上不可能なのでしょうか。
8)現在、医師からは、チアノーゼにつながるので、長時間泣かせることは注意しなさいと指示をされているのですが、日常生活で他に注意しなければいけないことはありますか。

回答

1)ファロー四徴症の心内修復手術の成功率は、平均95?98%でしょう。
2)ファロー四徴症の重さの目安は、唇、爪のチアノーゼです。
3)最近はなるべく1回で手術をすませる病院が多くなり、6?7割は1回です。
4)肺動脈弁逆流と右脚ブロックです。
5)半数は激しい運動まで可能でしょう。
6)低いです。1%以下でしょう。
7)手術なしには治すことはできません。
8)風邪、発熱などでは早めに医師を受診することです。

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