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心房中隔欠損症における体の大きさと手術時期

5歳 女性
2004年12月26日

5歳になる娘のことで、アドバイスをお願いします。
2歳半頃、近くの小児科へ受診した時に、心雑音が聞こえるとのことで、大きな病院で診てもらうよう県立病院を紹介されました。そこで、心臓の専門医に診てもらったところ、心房中隔欠損症と診断されました。
すごく不安でしたが、「心臓病ではポピュラーな病気で、今、特に心配することはありません」と言われ、ホッとしました。その医師からは、「体が小さいので、もう少し体重が増えてから手術を考えましょう。一般の生活に対しては特に支障はありません。主に中年期に症状が出たりするので、時間的に余裕のある子供の時期に手術したほうがよいでしょう」といわれました。
それから半年に1回受診していましたが、先日、主治医の先生が代わってしまい、その先生は「心臓に負担がかかっているので、すぐに手術をしたほうがいい。この子の体が小さいのは病気のせいです」といわれました。そこで、2月に検査入院をするように言われ、予約をさせられました。前の先生と意見が違い、突然のことでびっくりしています。
セカンドオピニオンも考えていますが、しかし、どの医師に診てもらうのが良いのかわかりません。医師を選ぶのに何か参考になるものはありますか。
女の子なので、手術後の跡も心配です。

回答

2人の主治医の意見はどちらも正しいです。5歳でしたら手術に適当な年齢です。
心房中隔欠損症を手術でなおすと、体重の増え方が急によくなり、太ってくるのが普通です。医師を選ぶといっても、心房中隔欠損症の場合は、東京や大阪まで行って手術をすることもありません。
心房中隔欠損症については家庭医学書にも簡単に書いてありますし、やや詳しくは「こどもの心臓病(門間和夫著、日本小児医事出版社)」に書かれています。
医師、病院については、心臓病の子どもを守る会に相談してください。
手術の傷跡については主治医に尋ねてください。最近はどの病院でも傷が目立たないよう、工夫しています。

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