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心室中隔欠損手術後の肺動脈弁閉鎖不全

7歳 女性
2004年1月20日

7歳の娘について相談します。欠損孔が大動脈弁の直下にあり、弁の変形も進行したため5歳の時に心室中核欠損の手術をして丁度2年になりますが、昨日のエコー検査で肺動脈弁逆流がみられるとのこと。心配していた大動脈弁ではないので今のところ心配ない、今まで通り運動制限もなし、半年後にレントゲンと心電図の検査にくるように言われました。
どうしても手術で孔を塞いでいるために引きつれて逆流をおこしているようだ、と言われました。ひどくなる場合もあるのかと尋ねると、そういう場合もあって、心臓が肥大したりそうなればまた処置をしなくてはならなくなるという事でした。
根治手術だと思ってすっかり安心していただけに、すごくショックで心配です。
手術後こういった事はよく起こることなのでしょうか。
また、逆流というのは一般的にどれぐらいの期間でどういった経過をたどるものなのでしょうか。
また、このままあまり進まないということもあるのでしょうか。

回答

大動脈弁直下の心室中隔欠損症の手術後の肺動脈弁閉鎖不全です。結論から言えば、これはあまり心配要りません。エコー検査は非常に敏感なので、ごくわずかな逆流も検出します。この手術では孔を塞ぐのに肺動脈弁の基部に糸をかけますから、手術後に肺動脈弁閉鎖不全が少しでても不思議ではありません。将来進行して心臓の肥大がおこることは多分無いでしょう。

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