疾患別解説

疾患別の解説と過去の相談事例がご覧いただけます。

ピルと受動喫煙は相性が悪い?

29歳 女性
2004年12月 1日

6年くらい前より子宮内膜症で生理痛がひどいため、ここ数年、間をあけつつ、ピルを服用しています。つい最近、心臓あたりに締め付けられるような痛みを感じ、しばらく(数分間)深く呼吸をすると痛い、ということがありました。病院で血液検査を受けた結果、血液の粘度が高いが一応標準値内でした(標準値50までのところ、49.8)。
最近(半年ほどまえに)転職した職場の喫煙率が高く、分煙対策も行われていません。毎日煙い思いをしていますが、ピルとたばこの相性が悪いとききました。私自身は喫煙をしませんが、受動喫煙で虚血症心疾患などをおこす危険はあるのでしょうか。

回答

ピルは血液の凝固性を高めます。このため、肺動脈血栓症をみることがあり、注意が必要です。ただし、今日のピルは危険性がかなり低くなるように用量が定められています。
一方、受動喫煙は喫煙者が吐き出した副流煙を吸い込むことになるので、四六時中、これを吸い続けると喫煙者以上に危険性が高くなります。危険性とは発癌性はもちろん、虚血性心疾患になる可能性についてもいえることです。職場は産業医の管理下におかれていると思いますが、そちらにご相談になっては如何でしょうか。

この回答はお役に立ちましたか?

病気の症状には個人差があります。
あなたの病気のご相談もぜひお聞かせください。

高齢者の心臓病 高齢者の心臓病
CLOSE
ご寄付のお願い