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発作性上室性頻拍の治療

50歳 女性
2004年1月13日

10年程前から、年に一度の割合で心臓の鼓動が早くなります。(1分間180?200、5分程続きます)その都度、病院に行き診察を行いますがその時にはすでに心臓の鼓動も落ち着いているので、原因不明のまま診断が終わります。
昨年末にも症状がでて運動負荷心電図、24時間心電図検査を行いましたが、やはり原因は見つかりませんでした。
現在、薬は飲んでいませんが、高周波カテーテルの検査を奨められています。

年に一度ほどの症状、原因も見つからず、かといって生活に支障のない現在、医師に進められた、高周波カテーテル検査を受けるべきかとても悩んでいます。
特にこの検査をする事によって体になにか支障は、リスクはあるのかわかりません。

回答

ご質問の心臓の動悸は恐らく「発作性上室性頻拍症」と思われます。この発作が1年に1回ぐらいの頻度で起こるのであれば、発作の起こっている最中に病院に飛び込んで心電図を記録してもらうのがその実態をつかむ最も手っ取り早い方法です。しかし、滅多に起こらない発作を何もない時期に24時間心電図を装着してみたところで、そんなに上手く発作にめぐり合うわけではありません。
高周波によるカテーテル焼灼術(アブレーション)をすすめられている由ですが、この治療法は10数年前から急速に進歩してきたもので、現在では安全性も治療の確実性もきわめて高いものとなっています。しかし、この治療法による支障やリスクは、病院によってもそれにかかわる医師の経験によっても多少の差がありますので直接聞いていただく他はありません。
ただ、貴女のように年に一度ほどの症状で、生活にまったく支障がないとないといわれる場合、人によってはカテーテル焼灼術まで受けなくてもその都度飲み薬や注射で止まるならそれでよいという人もあります。要するにこの不整脈の治療に関しては、発作の止まり易さ、発作時の苦しさ、発作の頻度などそれぞれの状況に応じてご本人の意見を十分反映してよいわけです。

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