疾患別解説

疾患別の解説と過去の相談事例がご覧いただけます。

産褥性心筋症でカテーテル検査は必要か

40歳 女性
2006年9月10日

妊娠後期に息苦しいので病院で血液検査をしましたが、異常はありませんでした。
無事出産しましたが、その後、体調に変化があり、かぜをひきやすく、すぐに疲れるようになりました。
2?3ヶ月後、横になると咳が出るようになり、足の浮腫みもあって、入院しました。
主治医の話では、かべの厚みは一般の人と同じくらいなのが強みとのこと。産褥心筋症かもしれないが、入院当時よりも心臓が一般の人より少し大きいぐらいまで回復しているとのこと。心臓の動きはまだ弱いそうです。
産褥心筋症の可能性が高いでしょうか。
心臓カテーテル検査を進められていますが、しなくてはいけないでしょうか。

回答

妊娠後期に息苦しさが始まり、無事に出産した後体調に変化が現れ、産後3ヶ月までうっ血心不全があり左室機能低下と診断されているようですが、その経過から判断すると、産褥性心筋症の可能性は十分にあると思います。
心臓カテーテルの必要性についてのご質問ですが、絶対に必要とはいえませんが担当医の立場から診断をより正確にして、今後に備えるために検査をしておきたいという事は当然だと思います。ただこういう検査はうっ血性心不全の状態がほぼ改善し、症状が安定したときに行うべきですので、念のため。

この回答はお役に立ちましたか?

病気の症状には個人差があります。
あなたの病気のご相談もぜひお聞かせください。

高齢者の心臓病 高齢者の心臓病
CLOSE
ご寄付のお願い