疾患別解説

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多発性筋炎

55歳 女性
2004年11月 5日

55歳の母は、多発性筋炎による心臓肥大で、心臓の機能24%と診断されました。筋炎は10年以上前に診断され、ステロイドを飲み続け、今は筋炎の数値が正常値に入りステロイドも1日おきに1錠まで減りました。
心機能に関しては、6年程前は47%、3年前が35%、1年前が25%、先日の検査で24%と徐々に弱ってきており、現在、入院しています。

今飲んでいる薬は、ラシックス20mg1日1錠、アルダクトンA25mg1日1錠、ビタメジンカプセル1日1錠ずつ3回、乳酸カルシウム1日1錠ずつ2回、アルファロールカプセル1日2錠、セルシン錠2mg1日1錠、ハーフジゴキシンKY錠1日1錠、プレドニゾロン錠5mg1日1錠、それと2週間ほど前からアカルディカプセル1.25mg1日1錠ずつ朝夕2回、そして多発性筋炎による心臓肥大には効くか分からないけど、これからのことを考えてとアーチスト錠1.25mgを今は0.5錠服用しています。これを徐々に多くしていくようです。

この病気を治すには心臓移植しかないといわれました。また、寿命も長くて5?6年といわれましたが、大学病院とかに行けば、これ以外にもっといい治療を受けられるのでしょうか。

回答

多発性筋炎の炎症が次第に心臓の筋肉を侵していく状況が窺われるように思われます。心臓の機能低下が進行性ですが、疲労感や息苦しさも進行性なのでしょうか。現在の治療のあり方は標準的と思われます。大学病院が市中の病院と異なる点は、診断にかける手数の多さにあり、診断が決まって後の治療にはあまり違いはないのではないかと思います。担当医の方とよくご相談になって、療養を続けられるようになさってください。

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