疾患別解説

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エコー径はどれ位変動するか

41歳 男性
2004年8月30日

1週間のうちに2箇所の病院で検査を受けたところ、LVDd(左室内径拡張期/左室拡張末期径)に5mmの違いがありました。
1)心臓エコーの数値であるLVDd(左室内径拡張期/左室拡張末期径)やLVDs(左室内径収縮期/左室収縮末期径)などは、体調によって多少変化するものでしょうか?
2)検査する技師や結果を判定する医師によっても多少の数値の違い(誤差)等は生じるものでしょうか?
3)仮に数値の違い(誤差)が生じる場合は、その度合いはどのくらい(何mm程度まで)でしょうか?

回答

1週間で左室が大きくなったというよりも測定誤差と考えるのが普通です。

1)体調で変わるわけではありません。したがって、本当に心臓が拡大したかどうかは自覚症状や胸部写真を考慮して、主治医が判定することになります。
2)施設が変わったり、測定者が変わるとその可能性は高くなります。同じ施設、同じ測定者でも日を変えて記録、測定するとまた、微妙に変わります。呼吸でもわずかに変化します。
3)数mmぐらいの誤差はよく見られるものです。記録方法と測定部位はある程度決まっていますが、5mmぐらいの誤差も時に起こることがあります。

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