疾患別解説

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心臓バイパス手術後の肺がん手術

60歳 男性
2008年3月10日

先日、心臓バイパス手術を受けた折り、事前検査で肺がんが見つかりました。検査時点での大きさは2.5ミリでした。早く肺がんの手術も受けなくてはいけないと思うのですが、医師の話では、薬で出血しやすくなっているため、あと1ヶ月くらいは無理とのことでした。
がんの進行が心配で、早く手術を受けたいのですが、やはり無理なのでしょうか。

回答

心筋梗塞と肺がんが同時に発見されたときには、まず、心臓病の治療を優先させます。肺がん手術中に心臓発作を起こしては元も子もないからです。心臓の手術をすませた今、今度は肺がん手術に取り組むことになりますが、焦ってはいけません。現状の大きさならば、数ヶ月は差し支えなく、気にする必要はないのが通例です。身体の方で手術を受ける準備が整い、手術態勢も整ったときに、手術をするという段取りで、十分に間に合います。

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