疾患別解説

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高血圧・低血圧とは

血圧とは、心臓から全身に送り出される血液が、血管(動脈)の内側に与える圧力のことです。血圧には上の血圧(最高血圧、収縮期血圧)と下の血圧(最低血圧、拡張期血圧)があります。 上の血圧は、血液を全身に送り出すポンプの役割をもつ心臓が、ぎゅっと収縮して大動脈に血液を送り出し、大動脈がぐっと膨らむ一番高いときの血圧です。 下の血圧は、心臓が拡張しているとき血圧です。心臓の収縮が終わり弁が閉じると、膨らんだ大動脈がもとに戻ろうと末梢血管に血液を送ります。このとき末梢血管の抵抗が大きいと、下の血圧が高くなります。 高血圧と診断され、降圧薬などによる治療が必要になるのは、病院の診察室で測った血圧値が上の血圧が140mm Hg、または下の血圧が90 mm Hg以上の場合です。 家庭では診察室よりリラックスしているため、家庭血圧計の場合の高血圧の基準値は、上の血圧が135mm Hg、または下の血圧が85 mm Hg以上です。 高血圧は自覚症状がなく進行し、心臓病や脳卒中の引き金になるため、サイレントキラー(沈黙の殺人者)といわれています。   低血圧は血圧が低いことをいいますが、治療の基準はなく、症状がある場合に治療の対象となります。

 

妊娠と期外収縮、小学校の心電図検診でQS型といわれた、不整脈と弁膜症で心不全に、狭心症の疑いなど、日本心臓財団は7,500件以上のご相談にお答えしてきました。

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