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メディア・医療関係者向け
メールマガジン 第196号

HEART WEB NEWS for Media No.196

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【日本心臓財団 HEART WEB NEWS for Media 第196号】2021年12月1日発行(月刊)
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【目次】
 トピック:オートショックAED
 榊原記念研究助成金募集のお知らせ
 雑誌「心臓」11月号巻頭特集「心房細動の血栓評価をめぐるコントラバシー」
 アジア太平洋循環器学会のご紹介
 ドクターのつぶやき:思い出のその後
 循環器病予防eラーニング講座ご案内
 ご寄附のお願い

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【トピック】

 オートショックAED

 オートショックAEDという新たなAEDが承認され販売されています。これは、ショックボタンを押さずに自動的に電気ショックが行われるAEDで、従来、救助者が電気ショックボタンを押すことに躊躇したり、遅れたりすることによる処置の遅れをなくす利点がある一方、従来と違うことによる救助者の戸惑いや、救助者や周囲の人が感電しないよう傷病者に誰も体が触れていないかどうかの確認を適切にしっかりと行う必要があります。

 オートショックAEDには、従来のAEDとは違うことを示すオートショックと記載されたシールが貼られていますので、使用する際にはご確認ください。

 従来と違うとはいえ、ショックボタンを人が押すか機械が自動的に押すかという違いだけで、胸骨圧迫やパッドの貼り方、心電図解析時に傷病者の身体から離れることなど、使用過程に違いはありません。傷病者から離れるように音声メッセージが流れ、カウントダウンまたはブザーの後に自動的に電気ショックが行われます

 基本的には心電図解析の時点で傷病者の身体には誰も触れていないまま充電が行われ、カウントダウンまたはブザーの後に自動的に電気ショックが実行されますが、そのときに救助者同士でそのまま誰も身体に触れていないことをしっかり確認しましょう。

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【研究助成募集のお知らせ】

第20回(2022年度)榊原記念研究助成金
【コロナ感染、コロナワクチンにおける心筋炎、心膜炎に関する研究】
募集中(2022年4月5日締切り)。詳細は
http://www.hq.heart.or.jp/?page_id=202

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【雑誌「心臓」特集のお知らせ】

☆「心臓」が2020年1月号より、大幅にリニューアルされました。今までの特集や投稿論文のほか、循環器内科医・心臓外科医の海外留学の現状を綴った連載や、循環器医が知っておく最新のエビデンスなど、魅力的なコンテンツが掲載されています。

☆「心臓」掲載投稿論文は、日本循環器学会認定循環器専門医の研修単位を3単位取得できます。皆様の投稿をお待ちしております。

 現在販売中の「心臓」11月号の特集は、「心房細動の血栓評価をめぐるコントラバシー」(企画:石津智子・筑波大学循環器内科准教授)です。心房細動のカテーテルアブレーション治療時に、左心耳に血栓がないことを確認することが治療による塞栓症予防に必要であり、経食道心エコー検査が重要でしたが、心エコーやCTの進歩、抗凝固治療の進歩、また飛沫感染リスクを避けるという観点からも、ガイドラインが改訂されています。今回は第一線の先生方に心房細動の血栓評価について解説いただきました。
 次号12月号(12月15日発売)の特集は「座談会 不整脈治療最前線」です。

 https://www.jhf.or.jp/pro/shinzo/new_con.html

 「心臓」ホームページ
 https://www.jhf.or.jp/shinzo/

 心臓編集室
 https://www.jhf.or.jp/shinzo/inquire.html

 J-Stage「心臓」バックナンバー
 https://www.jstage.jst.go.jp/browse/shinzo/-char/ja/

☆「心臓」は、日本循環器学会との共同発行です。ご支援いただくための教室賛助会員・病院賛助会員を募集しています。詳細は本誌をご覧ください。
 
 「心臓」の購読・広告に関するお問い合わせ
 https://www.jhf.or.jp/shinzo/pur-ad.html

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【アジア太平洋循環器学会のご紹介】

 米国を代表する循環器学会としてAmerican Heart Association (AHA)が、欧州ではEuropean Society of Cardiology(ESC)が有名ですが、アジアにはアジア太平洋循環器学会(Asian Pacific Society of Cardiology, APSC)という学会があります。

 この学会はアジアとオセアニアの国々からなる学会であり、1国1代表制をとっており、国を代表した21の団体が加盟して活動しています。活動の中心は、中国を代表する台湾、シンガポール、マレーシア、ドバイ、韓国、フィリピン、インドネシア、モンゴル、インド、バングラディッシュなどの循環器学会であり、日本では日本循環器学会が代表として入っています。
年々活動が活発になっており、アジアの若手の海外でのトレーニングを支援するfellowship制度やESCのexit exam、webinarによる若手の教育などを行っており、さらに来年にはAPSCのジャーナルを発刊することになりました。

 今年の10月に私はこの学会の理事長になり、事務局もマレーシアから日本循環器学会に移したので事務局長と財務委員長も日本人になりました。今後従来の活動以外にアジアにおけるレジストリーや臨床試験、アジアのガイドライン作成やデバイス開発なども行っていきたいと考えています。
またアジア諸国の若い人に日本への留学を奨励し、日本の循環器医療・研究の良いところを学んでもらい帰国後母国で活躍してほしいとも思っています。

 今まで欧米から多くのことを教えてもらったお陰で日本は世界的にも医療先進国となりましたが、今後は日本がアジア諸国の循環器医療や研究のレベル向上に少しでも貢献したいと思います。また優秀なアジアの若い人が日本に来て活動することは少子高齢化の進む日本にとっても良いことだと考えています。

 来年の日本循環器学会学術集会はAPSCとの合同開催のため、アジア諸国から多くの発表があります。アジアの臨床医学の想像以上に高いレベルと、日本で忘れかけている熱い思いを感じるのではないかと思います。近い将来必ずやアジアの時代が来ることでしょう。APSCを一つの契機としてアジアの諸国と共に日本が大きく成長することを期待しています。(IK)

APSCのHP; https://www.apscardio.org

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【ドクターのつぶやき】
 
 思い出のその後

 「東より光はきたる、光を載せて、東亜の土に使いすわれら、我らが使命、見よ 北斗の星の 著きがごとく ――」満鉄社歌である。満鉄マンが愛唱し、子供たちも歌った。
 私は満州で生まれ、この愛唱歌の中で育った。戦後、引き揚げてきて、思い掛けなく、医者になり、故郷の地との交流に関心をもつようになった。そして、日中医学交流の名で、声がかかると、積極的に応じてきた。その一つに、日中医学協会の笹川記念奨学生制度があった。毎年、決められた数の研究者を日本に招聘し、留学させる制度だった。在日研究成果の報告会と併せて、双方の国の研究者による学術交流会議が定期的に行われていた。

 いつのことだったか、そのような交換会議が西湖のほとりで行われたことがあった。
 夜、席指定の交歓会が行われたとき、同じ席に高齢の医学者夫妻が隣り合わせになった。少々、アルコールが入って、舌が滑らかになってきた頃、白髪のこの先生は、私にいった。「日本人にはよい印象をもっていないのです。」「日本人は私ども、外国の土地に入ってきて、ここを戦場としました。」、私にはいう言葉がみつからなかった。

 何年か経ってのその後、中国訪問の帰路、空港の売店で春秋戦国時代の中国地図を求めたとき、元気のよい店の若い女性が当時の歴史をとうとうと弁じ、説明してくれた。圧倒されるようなひたすらな自信のなかで、対日戦争へのこだわりはみられなかった。
 満鉄社歌は今もなお、私の背骨となっているのであるが、時代は変わっていくようだ、と私は思った。(T.S.)

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【循環器病予防eラーニング講座ご案内】

このeラーニング講座では、(一社)日本循環器病予防学会主催の日本循環器病予防セミナー※1、保健指導レベルアップセミナー※2で行われた講義内容を中心に、循環器病予防の疫学研究、臨床研究、また保健指導に関しての講義が約60講義配信されています。
第一線で活躍される先生方の講義を通して、予防ガイドラインの根拠となるエビデンスがどのような研究計画を経て得られるか、どのように理解すればよいのかが理解できるプログラムとなっています。さらに、循環器病予防の知識を療養指導に活かすためのプログラムが備わっています。
登録視聴は無料ですので、是非ご活用下さい。

<eラーニング講座のご案内>
https://www.doumyaku-c.jp/elearning/JACD/no32-seminar.html
(配信:一般社団法人スマートウエルネスコミュニティ協議会)

※1 日本循環器病予防セミナー 
 主催:一般社団法人日本循環器病予防学会 
 共催:公益財団法人日本心臓財団
http://www.jacd.info/yobou-seminar/index.html

※2 保健指導レベルアップセミナー 
 主催:一般社団法人日本循環器病予防学会
 http://www.jacd.info/hokenshidou-seminar/index.html

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【ご寄附のお願い】

 日本心臓財団は皆様の寄附により支えられております。
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 ○どなたでも100円からクレジットカードで寄附ができます
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 発行:日本心臓財団
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