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メディア・医療関係者向け
メールマガジン 第183号

HEART WEB NEWS for Media No.183

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【日本心臓財団 HEART WEB NEWS for Media 第183号】2020年11月2日発行(月刊)
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【目次】
 トピック:体をいたわる食事
 研究助成募集のお知らせ
 雑誌「心臓」10月号巻頭特集「いよいよ経皮的左心耳閉鎖術が本邦に導入!
               ~不整脈医が考える良い適応と問題点~」
 ドクターのつぶやき:独歩のすすめと天候対策
 循環器病予防eラーニング講座ご案内
 ご寄附のお願い

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【トピック】

 体をいたわる食事

 食べることは、私たちの体をつくるための大切な営みです。心臓の健康状態も日々の食生活が大きく関係しています。裏を返せば、毎日の食事の見直しと改善は、自分自身で着実にできるいちばん身近な心臓病予防策なのです。

 日本心臓財団ホームページ掲載「うまく向きあう、一生付きあう~心筋梗塞再発予防啓発プロジェクト」では、食事の工夫について、女子栄養大学の本田佳子先生にアドバイスをいただいています。まだ心筋梗塞を起こしていない方でも血圧の高い方や脂質異常の方などリスクのある方はぜひ参考にしてみてください。

 調理の工夫
 ・食塩摂取は朝1g:昼2g:夜2g
 ・主菜は肉料理より魚料理を
 ・抗酸化作用のある色の濃い野菜を積極的に
 ・「調合油」がおすすめ

 食事の摂り方
 ・あとから調味料を加えない
 ・調味料はかけるより「つける」
 ・味噌汁&スープは具沢山にして、一定量を決める
 ・アルコールは過剰飲酒を控える

 外食のかしこい選択
 ・メニューは定食スタイルがベスト
 ・麺類の汁は残す
 ・食塩・脂質の多いファストフードと揚げ物に注意
 ・寿司のしょう油はシャリではなく、ネタに少量つける

 それぞれの詳しい内容は下記ホームページをご参照ください。
 https://www.jhf.or.jp/secondary-prevention_mi/food/
 
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【研究助成募集のお知らせ】

第34回日本心臓財団・バイエル薬品海外留学助成
募集開始(11月30日締切り)。詳細は
https://www.jhf.or.jp/action/josei/bayer/

*本年よりネットによる応募形式となります。

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【雑誌「心臓」特集のお知らせ】

☆「心臓」が2020年1月号より、大幅にリニューアルされました。今までの特集や投稿論文のほか、循環器内科医・心臓外科医の海外留学の現状を綴った連載や、循環器医が知っておく最新のエビデンスなど、魅力的なコンテンツが掲載されています。

☆新連載:デジタル循環器学(初回4月号全文がこちらから読めます)
 https://www.jhf.or.jp/pro/shinzo/

☆「心臓」掲載投稿論文は、日本循環器学会認定循環器専門医の研修単位を3単位取得できます。皆様の投稿をお待ちしております。

 現在販売中の「心臓」10月号の特集は、「いよいよ経皮的左心耳閉鎖術が本邦に導入!~不整脈医が考える良い適応と問題点~」(企画:近藤祐介先生・千葉大学循環器内科講師)です。超高齢社会で増加する心房細動による血栓形成の防止に、経皮的左心耳閉鎖術が導入されました。本邦ではWATCHMANデバイスが保険適応になっており、日本循環器学会からは左心耳閉鎖システムに関する適応使用指針が出されています。今回はすでに左心耳閉鎖術を開始されている不整脈専門医によるディスカッション(リモート収録)を掲載しています。
 次号11月号(11月15日発売)の特集は「循環器診療とPET検査」です。

 https://www.jhf.or.jp/pro/shinzo/new_con.html

 「心臓」ホームページ
 https://www.jhf.or.jp/shinzo/

 心臓編集室
 https://www.jhf.or.jp/shinzo/inquire.html

 J-Stage「心臓」バックナンバー
 https://www.jstage.jst.go.jp/browse/shinzo/-char/ja/

☆「心臓」は、日本循環器学会との共同発行です。ご支援いただくための教室賛助会員・病院賛助会員を募集しています。詳細は本誌をご覧ください。
 
 「心臓」の購読・広告に関するお問い合わせ
 https://www.jhf.or.jp/shinzo/pur-ad.html

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【ドクターのつぶやき】
 
 独歩のすすめと天候対策

 公私ともに独立歩行(独歩)のすすめを実行してから7年が経過した。原因疾患の如何を問わず、独歩リハビリに参加した傘寿患者(80歳以上の高齢者)の80%が歩行退院できるまでに育ってきた。セルフケアライフに繋がるヒトは20%程度に留まるが、介護負担軽減効果は大きい。
 歩行力の達成如何でその結果は決まる。10m歩行速度がよい指標となる。その先のアウトカム貢献度を知りたい、そんな思いでいろいろ企画していた。
 そこへコロナ感染である。あっという間に社会は巣籠った。通院リハビリは衝撃的に低調。無理もない。"病院がコワイ!"、"病院もコワイ!"である。双方の赴くままに時間だけが経過し、With-Coronaに突入して今に至る。
 でも私の住む地方では、霧が徐々に晴れるようにリハビリも本来の形を取り戻しつつある。案の上、地道に独歩を続けていたヒトが元気な姿をみせつつある。全体像はこれから分かるであろう。でも確かな手応えを感じている。

 私も週に一度は川沿いの草むら道を8kmは歩く。天気の良い日を選ぶ。今日このごろは実りの向こうに紫の山並みが広がる。水鳥が群れ、川魚が跳ね、草や花を撫でた風に向かって歩く。はじめはゆっくりと、そしてトップスピードに乗せ、それを最後まで続ける。事後、近くで家庭農園に勤しむ主たちと短い世間話に興じる。食が進み、眠りが深くなる。ありがたい営みとなった。

 "独歩をまもる"はひとつの文化活動 とつくづく思う。歩くことを尊重し、歩ける環境をつくり、そしてその歩きを支援する。歩くヒトが溢れれば街は活力を増し、すぐに喜びや豊かさが産まれる。そのような独歩を大事にしたい。
 でも天候に左右される。そこで、深い理解を頂いて、屋内空間に恵まれる大型店に、歩く高齢者への"全天候型歩道"をもっと開放して貰えないだろうか、と提案する。天候に恵まれないと歩く高齢者は難民となる。そんな時、循環器病予防活動のより身近な場として活躍するであろう。(T.I.)

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【循環器病予防eラーニング講座ご案内】

 一般社団法人動脈硬化予防啓発センターでは、一般社団法人日本循環器病予防学会主催の日本循環器病予防セミナー※1、保健指導レベルアップセミナー※2で行われた講義内容を中心に、「循環器病予防eラーニング講座」として医療関係者向けに約60講座を無料配信しております。

 循環器病予防の疫学研究、臨床研究に関する内容他、保健指導に関する基礎を学べる内容が配信されており、これらは第一線で活躍される先生方の講義を通して、予防ガイドラインの根拠となるエビデンスがどのような研究計画を経て得られるか、どのように理解すればよいのかが理解できるプログラムとなっています。さらに、循環器病予防の知識を療養指導に活かすためのプログラムが備わっています。

<eラーニング講座のご案内>
https://www.doumyaku-c.jp/elearning/JACD/no32-seminar.html

※1 日本循環器病予防セミナー 
 主催:一般社団法人日本循環器病予防学会 
 共催:公益財団法人日本心臓財団
 協力:一般社団法人動脈硬化予防啓発センター
 http://www.jacd.info/yobou-seminar/index.html

※2 保健指導レベルアップセミナー 
 主催:一般社団法人日本循環器病予防学会
 http://www.jacd.info/hokenshidou-seminar/index.html

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【ご寄附のお願い】

 日本心臓財団は皆様の寄附により支えられております。
 https://www.jhf.or.jp/kifu/

 ○どなたでも100円からクレジットカードで寄附ができます
  https://ent.mb.softbank.jp/apl/charity/sp/creditSelect.jsp?corp=298
 
 ○ソフトバンクのスマホをご利用の方は携帯料金と一緒にご寄附ができます
  https://ent.mb.softbank.jp/apl/charity/sp/select.jsp?corp=298

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 日本心臓財団HEART WEB NEWS
 発行:日本心臓財団
 https://www.jhf.or.jp/

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さい]
 response@jhf.or.jp

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