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日本心臓財団では、皆さまにより多くの情報をお届けするため、
月に一度、メールマガジンを発行しております。

メディア・医療関係者向け
メールマガジン 第129号

HEART WEB NEWS for Media No.129

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【日本心臓財団 HEART WEB NEWS for Media 第129号】2016年5月11日発行(月刊)
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2016年(平成28年)4月14日から発生しております熊本地震で被災された皆様に、心よりお見舞い申し上げますとともに、一日も早い復旧を祈念申し上げます。

○「避難所における循環器疾患の予防」に関する日本循環器学会他関連学会共同声明
 http://www.j-circ.or.jp/kumamoto2016/20160418_hinan.htm

○循環器系学会からの被災地の皆様への注意とお知らせ
~避難所生活の方と車中で避難をされておられる方へ~
いわゆるエコノミークラス症候群の予防について
http://www.j-circ.or.jp/kumamoto2016/20160418_vte.htm


・現在、医療関係者とメディアには同じ情報をお送りしています。ご了承くだ
さい。

【目次】
 トピックス:世界禁煙デー
 血管健康くらぶ
 AEDサスペンスドラマゲーム
 イベント情報
 雑誌「心臓」4月号巻頭特集「低侵襲的検査で心臓突然死は予知できるのか?」
 ドクターのつぶやき:往年の婦人参政権の勧め
 ご寄附のお願い

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【トピックス】

 世界禁煙デー

 喫煙により肺がん死亡率が男性で4.5倍、女性で2.3倍になり(平山調査)、虚血性心疾患(心筋梗塞や狭心症等)の死亡率が男性で1.7倍、脳卒中の死亡率が男女とも1.7倍になる(NIPPON DATA)など、禁煙は生活習慣病の最大の危険因子です。

 世界保健機関(WHO)は、平成元年には5月31日を「世界禁煙デー」と定め、毎年テーマを決めて世界に禁煙の提唱を発信しています。
日本でも厚生労働省が中心となって、世界禁煙デーとその一週間を禁煙週間として、日本にあったテーマを掲げ、禁煙を推奨しています。

 日本の2016年のテーマは、「2020年、受動喫煙のない社会を目指して~たばこの煙から子ども達をまもろう~」です。
 2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向けて、受動喫煙のない社会を目指していきます。
 
 日本心臓財団も加盟している「たばこと健康問題NGO協議会」でも、世界禁煙デーに関するイベントを開催いたします(イベント欄参照)

 また、日本心臓財団が支援している禁煙推進学術ネットワークでは、毎月22日を「禁煙の日」と定め、啓発活動を展開しています。数字の2が白鳥にみえることから、白鳥の英語スワンと「吸わん」をかけた「吸わん吸わん」の語呂合わせと、やめたい人とそれを支える人、という意味で、2羽のスワンが並ぶ22日を「禁煙の日」としています。


参考:厚生労働省「たばこと健康に関する情報ページ」
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/tobacco/

参考:禁煙の日
http://www.kinennohi.jp/
 
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【血管健康くらぶ】

 日本心臓財団と動脈硬化予防啓発センターが共同運営する動脈硬化予防サイト「血管健康くらぶ」では、動脈硬化の予防に生活習慣を改善するさまざまな情報を掲載しています。

 血管健康くらぶ
 http://www.doumyaku-c2.jp/

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【AEDサスペンスドラマゲーム】

 皆さん、もうやってみましたか?
 日本循環器学会と「減らせ突然死」プロジェクトが制作した、AED・心臓マッサージを楽しく学べるサスペンスゲーム「心止村 湯けむり事件簿」。
 ある老舗の温泉旅館で倒れたひとりの男。そこからはじまる命をかけたサスペンスゲーム。 問題を解いていくと、自然とAEDや心臓マッサージの方法が身につくゲーム型のウェブコンテンツです。

 AEDサスペンスドラマゲーム
 「心止村 湯けむり事件簿」
 http://aed-project.jp/suspence-drama/
 または「AEDサスペンス」で検索

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【イベント情報】

 □■第9回呉市民フォーラム

 日 時:2016年5月14日(土)13:30~16:00
 会 場:くれ絆ホール(呉市役所内)
     呉市中央4-1-6
 参加費:無料(申込不要)
 共 催:呉循環器病研究会、呉市医師会、呉市薬剤師会、等

 基調講演
 「心不全」北川知郎(広島大学)

 教育講演
 「メタボリックシンドローム」田村律(呉医療センター)
 「心臓いきいき作戦」本藤達也(中国労災病院)
 「不整脈」平位有恒(呉共済病院)
 「禁煙」木戸幸司(済生会呉病院)
      ほか

 *手話通訳付


 □■2016年 世界禁煙デー記念イベント
   「受動喫煙防止法について真剣に考えよう」

 日 時:2016年5月31日(火) 10:00~12:15(開場9:30)
 会 場:日本医師会館 1階大講堂
    (東京都文京区本駒込2-28-16)
 主 催:日本医師会、たばこと健康問題NGO協議会、日本禁煙学会
 参加費:無料(申込制:先着300名)
 プログラム
  講演
  「タバコ警告表示に関すること(仮)」
   中村正和(地域医療振興協会ヘルスプロモーション研究センター長)
  「受動喫煙の他者危害性-法的規制強化の必要性」
   岡本光樹(岡本総合法律事務所 弁護士)
                ほか

 *参加申込:締切は5月25日(水)まで
メール(fukyu@jatahq.org)またはファックス(03-3292-9208)にて、ご所属・ご氏名・連絡先(メールまたはファックス)をお知らせください。
参加証をお知らせいただいた連絡先にお返しいたします。当日その参加証をプリントアウトしてお持ちください。


 □■慈恵PUSHコース開催
   一般の方々を対象にした、簡易心肺蘇生コース「PUSHコース」
   (胸骨圧迫とAED使用法に限定した、お子さんにもわかりやすい講習)

 日 時:2016年6月4日(土)13:00~14:00(予定)
 場 所:慈恵大学病院(新橋本院) 高木会館1階ロビー
     東京都港区西新橋3-25-8
 参加費:無料
 申込み:http://www.atagoqq.org/event/show/107
     *当日飛び入り参加も可。


 □■第52回日本循環器病予防学会学術集会市民公開講座
「食事で脳卒中・心臓病を撃退!
~ニッポンデータ全国2万人調査で分かった最新情報~」

 日 時:2016年6月18日(土)14時~16時(受付開始 13時30分)
 場 所:埼玉県民健康センター2階大ホール
     (さいたま市浦和区仲町3-5-1)
 参加費:無料(事前申込不要)
 共 催:日本心臓財団
 内 容:
 1:ニッポンデータ研究とは?
    三浦克之(滋賀医科大学教授)
 2:悪玉ナトリウムと善玉カリウムのはなし
    奥田奈賀子(人間総合科学大学教授)
 3:脂肪の種類を見分けるのが肝心!
    岡村智教(慶應義塾大学医学部教授)
 4:「大盛り」に要注意!
    大久保孝義(帝京大学医学部教授)
 5:食事が乱れるいろいろな原因とは?
    西 信雄(国立健康・栄養研究所 国際産学連携センター長)

 詳細:下記日本循環器病予防学会HP参照
 http://www.jrisp.com/52jscdp/lecture/lecture.html


 □■循環器病予防に取り組む若手研究者のための実践講座
   第29回日本循環器病予防セミナー

 テーマ:循環器病予防のためのエビデンス構築
 (分析計画作成のための実践講座 初・中級コース )

 会 期:2016年7月26日(火)~7月30日(土)
 会 場:岩手県花巻温泉   
     (岩手県花巻市湯本1)
 定 員:42名
 共 催:日本心臓財団、動脈硬化予防啓発センター
 内 容:・循環器臨床・疫学研究の意義と手法および分析・論文作成の
      ポイントを学ぶ
     ・既存のコホート研究等のデータに基づいて分析計画を作成する
     ・グループワークによる検討と全体討論

 *詳細・申込みは日本循環器病予防学会ホームページを参照ください。
     http://www.jacd.info/yobou-seminar/29seminar

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【雑誌「心臓」特集のお知らせ】

☆「心臓」掲載投稿論文が、日本循環器学会認定循環器専門医の研修単位を3単位取得できるようになりました。皆様の投稿をお待ちしております。

「心臓」4月号の特集は、「低侵襲的検査で心臓突然死は予知できるのか?」(企画:池田隆徳先生・東邦大学循環器内科教授)です。わが国では年間約7万5千人が心臓突然死をきたしていると推計されます。その8割が心室細動など心室性不整脈といわれ、現在ではAEDによる救命活動が行われていますが、救急対応には限界があります。重要なのは致死性不整脈の発現を前もって予知することであり、本号では心臓突然死の非侵襲的予知指標として有用な心電学的指標に焦点を当てて解説しています。
 次号5月号(5月15日発行)の特集は「2015 ESC/ERS: 肺高血圧症に対する診断と治療ガイドライン-何が変わり何が変わらなかったか?」です。

 http://www.jhf.or.jp/shinzo/

 心臓編集室
 http://www.jhf.or.jp/shinzo/inquire.html

 J-Stage「心臓」バックナンバー
 https://www.jstage.jst.go.jp/browse/shinzo/-char/ja/


☆「心臓」は、日本循環器学会との共同発行です。ご支援いただくための教室賛助会員・病院賛助会員を募集しています。詳細は本誌をご覧ください。
 
 「心臓」の購読・広告に関するお問い合わせ
 http://www.jhf.or.jp/shinzo/pur-ad.html

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【日本循環器病予防セミナー eラーニング受講のご案内】

 昨年の夏に開催された「第28回 日本循環器病予防セミナー」で行われた講義内容を、医療関係者向けに無料配信いたします。

 第一線でご活躍の先生方の講義を通して、予防ガイドラインの根拠となるエビデンスが、どのような研究計画を経て得られるのかが理解できるプログラムとなっております。研究者の方々はもちろん、循環器病予防や動脈硬化予防に関わる医師、保健師、看護師、管理栄養士、健康運動指導士の方々には、日頃の活動の基盤となる講義を、いつでも居ながらにして受講できる絶好の機会です。

 第28回 日本循環器病予防セミナー
 テーマ「循環器病予防のための基本を踏まえた研究計画力を獲得する」
 <主 催> 日本循環器病予防学会
<共 催> 日本心臓財団、動脈硬化予防啓発センター

 <eラーニング受講登録ページ>
 http://www.doumyaku-c.jp/elearning/JACD/no28-seminar.html

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【ドクターのつぶやき】

 往年の婦人参政権の勧め

 過日、佐倉の国立民俗歴史博物館にいった。古代から現代に至る歴史がさまざまな資料の写しや模型を使って物語られていて、実に興味深かった。
 現代を語る最終の展示室には「婦人の皆様へ」と題する婦人参政権啓発ポスターが掲示されていた。「投票しませう」という文部省からの呼びかけであった。
 戦争直後の時代のポスターである。ポスターには婦人には3つの期待がある、と書いてあった。
 その1、婦人は男性よりも忠実である、その2、婦人独特の正義感をもっている、そして、その3には婦人は男性よりもずっと鋭い直感力がある、というのであった。

 私のすぐ後に賑やかなおしゃべりしながら歩いてくる3人連れのオバチャンがいた。面白いものがありますよ、と指差した。読んで欲しかったのだが、婦人参政権の始まった時代だったのね、とそのまま行き過ぎてしまった。多分、直感力豊かなオバチャンたちだったのですぐに理解されたのであろう。

 でもポスターとはいえ、文部省名の入った公けの文書である。この三項目は投票のための好ましい要件なのだろうか、さらにはこの三項目にはあまねく婦人の特性といえるだけの裏づけとなる資料があったのだろうか、と気になった。
(T.S.)

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【ご寄附のお願い】

 日本心臓財団は皆様の寄附により支えられております。
 http://www.jhf.or.jp/kifu/

 ソフトバンクの提供する「かざして募金」や、日本財団の提供するシステム(CANPAN)を利用して、スマートフォンやインターネットから寄附(賛助会費含む)ができます。
 ソフトバンク加入者の「かざして募金」以外はクレジットカード決済になりますが、その場でご寄附ができますので、ぜひご利用いただけますと幸いです。なおご寄附につきましてその金額は問いません。
 また当財団への寄附は税制上の優遇措置が受けられます。なにとぞ宜しくお
願いいたします。

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 日本心臓財団HEART WEB NEWS
 発行:日本心臓財団
 http://www.jhf.or.jp/

[ご意見・ご感想、配信先変更・配信中止等はこちらのアドレスにご連絡くだ
さい]
 response@jhf.or.jp

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