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一般向けメールマガジン 第97号

HEART WEB NEWS No.97

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【日本心臓財団 HEART WEB NEWS 第97号】2013年9月1日発行(月刊)
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【目次】

TOPICS「一日に必要な野菜の量を知っていますか」
イベント情報
 ドクターのつぶやき「脳の血行が痛みを軽くする」
 ご寄附のお願い
 
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【TOPICS】一日に必要な野菜の量を知っていますか

 2013年7月30日掲載の日経BPニュースに、「1日に必要な野菜の量を知らない人が8割」との記事が掲載されました。
 全国農業共同組合中央会による夏野菜に対する意識調査の結果で、1日に必要な野菜の摂取量350gを知っている人は19.2%、知らない人が80.8%でした。また、前日に摂取した野菜の種類は、「5種類」が23.1%、「3種類」が15.2%と、平均4.9種類でした。
 
 日本心臓財団でも8月10日に東京で開催された「健康ハートの日 2013」で、管理栄養士グループ(Hearty Action)による体験型栄養相談とともに、野菜に関するアンケートを実施しました。
 その結果、1日に必要な野菜の摂取量を知っている人は43.2%、知らない人は56.8%でした。また、前日に摂取した野菜の種類は、「10種類」が18.9%、「6種類」が13.5%、平均6.9種類となり、全国調査に比べ、かなり高い数字となりました(回答者数37名)。
 今回、イベントに初めて参加した人が86.7%であることから、こうしたイベントに参加する方の健康意識が高いことが推測されます。

 野菜不足だと感じるかという質問には、「いつも感じる」が24.3%、「時々感じる」が35.1%、「あまり感じていない」が18.9%、「感じていない」が21.6%で、野菜不足と感じる時には「野菜ジュース」で補う人が48.6%おり、半数近くの人が野菜不足を感じると野菜ジュースで補うことが考えられます。

 実際の野菜350gと野菜ジュース1パックを比べて見ると、栄養価の面ではとても近いので、どうしても野菜が不足してしまう外食中心の人には応急処置として有効です。
 しかし、野菜ジュースには、本来の野菜に含まれる食物繊維の量が少なく、また保存料などの食品添加物が含まれています。
 旬の野菜を中心に、毎日野菜をできるだけ食べるように心がけましょう。

濱田真里(Hearty Action)

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【イベント情報】

 □■AEDを使用した心肺蘇生法普及500人講習会(神戸)

 日 時:平成25年9月8日(日)13時~16時
会 場:コープこうべ生活文化センター西館
コープ健康スポーツクラブ体育館(3階)
内 容:1)講演「あなたは愛する人を救えますか」
    2)実習「AEDを使用した心肺蘇生法」
      ※参加者全員で、人形とAEDを使って実習します。
講 師:健康スポーツ関連施設連絡協議会会長・河村循環器病クリニック院長
      河村 剛史(医学博士)
参加費:無料
後 援:日本心臓財団ほか

詳 細:健康スポーツ関連施設連絡協議会
    http://www.health-jp.net/

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【ドクターのつぶやき】

 ‐脳の血行が痛みを軽くする‐

ランナーズ・ハイという現象をご存知だろうか。ジョギングをする人は長く走っていると気分が高揚してきて、快適となり、ジョギングを止められなくなるのだそうである。走っていると脳内に麻薬性のオピオイド物質が分泌されてくるためだといわれている。

 実は私は数年來、右下肢の痛みに悩まされている。右大腿部が痛むのである。
 痛みは不思議なことに、しばらく歩いていると次第に軽くなってくる。整形外科医にきくと、話を半分も聞かないうちに、それは椎間板ヘルニアだよと一笑に付してしまう。
 しかし、ある人から大腿外側皮神経絞扼症候群という病名があるときいて、それに違いないと思い込んだ。神経が筋に絞扼されて痛むのであれば、運動していて絞めつけが緩んでくれば痛みはとれるわけだと思ったのである。

 ところが今回たまたま、脳の血行が悪くなると痛みが悪化する、と教えられて考えが変わった。脳の血行が悪くなると、オピオイドの分泌が悪くなる、だから、痛みは増幅されて激痛に感じるのだというのである。
 私自身は最近の記銘力の低下ぶりから、脳の血行が悪くなっているのは間違いがない。運動すれば、脳の血行がよくなり、オピオイドがでてきて、痛みが軽くなると考えれば、話の筋が通る。

 ソファーに座ると、楽ではあるが、その後は耐えようがないほどに痛みが増す。硬い椅子に深く座って、右脚を左脚の上にのせるとたまらなく痛むのであるが、しばらくすると痛みはしびれに変わる。そして痛みは薄らいでいく。痛みが痺れに変っていくとき、脳にオピオイドが出てきていることを実感するわけである。

 痛みに対する運動療法、あるいはマッサージにはこのような脳の血行改善による鎮痛効果を期待して行なわれる場合があるのではなかろうか。
 いろいろな人に聞いてみるのであるが、誰も答えてくれない。そこでただ、こうしてつぶやいてみているのである。(T.S.)

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