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一般向けメールマガジン 第203号

HEART WEB NEWS No.203

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【日本心臓財団 HEART WEB NEWS 第203号】2022年7月1日発行(月刊)
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【目次】
 トピック:7月1日は「AEDの日」
 お知らせ:8月10日は健康ハートの日
 ドクターのつぶやき:老医のつぶやき
 ご寄附のお願い

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【トピック】

 7月1日は「AEDの日」

 7月1日は「AEDの日」です。2004年7月1日にAED(自動体外式除細動器)の市民の使用が認められたことに由来しています。

 世界的に統一された蘇生ガイドラインが5年ごとに最新のエビデンスをもとに更新されており、わが国ではそれに基づき、日本蘇生協議会が日本の地域性を考慮した「JRC蘇生ガイドライン2020」が公表されています。
 また、これを踏まえて日本救急医療財団心肺蘇生法委員会において「救急蘇生法の指針2020(市民用)」が公開されています。
 http://qqzaidan.jp/publish/
 
 先月6月に、厚労省より各都道府県及びAEDを普及推進する関係各団体宛に、「救急蘇生法の指針2020(市民用)」の有効活用及び周知等についての連絡文書が配布されました。
 今まで同様、「心停止傷病者の救命には市民救助者の行動が不可欠」であり、「強く、速く、絶え間のない胸骨圧迫が最重要」ということに変わりはありません。救助者が判断に迷うことをできるだけ少なくして、救命処置に遅れが出ないように、よりわかりやすい内容に改訂されています。
 傷病者に反応がない場合だけでなく、反応の有無の判断に迷う場合にも、119番通報とAEDの要請を行う。
「普段どおりの呼吸」かの判断に迷う場合にも、ただちに胸骨圧迫から心肺蘇生を開始すること。
 判断に迷う場合にも、119番通報により、通信司令員から助言や指導が受けられること。などが記載されています。

 さらに、AEDの電極パッドの名称が、従来の「小児用」「成人用」から、「未就学児用」「小学生~大人用」に変更され、小学生以上は大人と同じパッドを使うことがわかりやすくなりました。
 また、電気ショックが必要な場合に、ショックボタンを押さなくても自動的に電気ショックが行われるオートショックAEDに関する記載も追加されています。

 ぜひ一度、お目通しいただき、AEDを使った救命法を再確認してみてください。

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【8月10日は健康ハートの日】

  8月10日は、810(ハート)と読めることから、日本心臓財団ではこの日を「健康ハートの日」として1985年より活動しています。
 昨年より、日本心臓財団、日本循環器協会、日本循環器学会の三団体が協働でこの啓発活動を推進することになり、今年もさまざまな企画を計画中です。
 具体的なイベント等につきましては、近日中に下記の特設ホームページにてお知らせいたしますので、ご覧ください。

 健康ハートの日 特設ページ
 https://www.kenko810.com/

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【ドクターのつぶやき】
 
 老医のつぶやき

 近ごろ、散歩が日課になった。毎日、昼食後、外を歩いている。概ね、6,000歩が目標である。行く先は私鉄電車の停車駅、デパート、スーパー、神社、お寺、図書館、公園などといったあたりである。これが折返し点になる。ときには少々、遠方まで足が伸びる。コースはその都度、足のむくまま、なのであるが、いつも意識の片隅においているのは帰りにはバスが利用できるということである。

 折り返し点が公園やデパートになるのはここでひと休みできるからである。立ち寄り箇所には途中の図書館がある。図書館では屡々、本を借りてくる。返すために、また参上しなければならない。つまり、返すために借りる。

 散歩が日課になって、気が付いたことがある。ベンチとトイレの大事さである。別に身体的に病気があるわけではないが、歩いていると、すぐに草臥れる、息が切れるようになる、のである。しばらく、立ち止まって、休んでいると治まってくるのだが、これが老人ということなのであろう。道路脇の植え込みの囲みの端などに座ることができる場所をみつけるとほっとする。短い時間の歩きなので、トイレに行きたくなることはあまりはないが、たまにはある。立ち寄って、きれいなトイレだと、ほっとする。我が家の近くにはいくつかの緑道公園がある。往時の川の流れを暗渠化して緑道とした道路公園である。このところどころには小さいたまり場があって、公園や遊園地になっており、時にはベンチやトイレもある。これが散策者にとっては実に有難い休憩場所になる。

 数年前、脳梗塞の疑いで入院したとき、注意するようにいわれたのが、脱水、である。ペット・ボトルの自販機もあったら喜ばれるのではないか、と思う。このほど、高齢者対策の本を読んでいたら、トイレ配備、それも清潔なトイレの重要性が説かれていた。これには、ベンチも付け加えておきたい、と思った。

 先日、公園前で立ち止まって、万歩計をチェックしていたら、向こうから歩いてきた小学生らしい男児に「大丈夫ですか」と声をかけられた。別に息を弾ませていたわけではなかったと思うのだが、嬉しかった。「大丈夫、有難う」と手を挙げた。(T.S.)

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