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疾患別解説

バイパス術後に頻脈になった

日本心臓財団に寄せられたご相談

num.6297

60歳、 男性: 狭心症

先日、バイパス手術を受け、術後2週間で退院いたしましたが、術前は脈拍が60から70であったのが現在90前後となっております。入院中は一時的に140ぐらいまで上昇し動悸を感じることがありましたが、薬品名はわかりませんが点滴を受けて下がり、脈拍90前後で安定いたしました。
現在の90前後の脈拍はこのまま続くのでしょうか。徐々に下がっていくものなのでしょうか。とくに動悸を感じるというわけではありませんが、このままですと軽い運動など日常生活で支障がでるようで気にしております。
現在、服薬しているのは、ローコール、タケプロン、バイアスピリン、シグマート、ラシックス、アルダクトンA、ワーファリンです。

日本心臓財団からの回答

心臓手術後に頻脈になったという時には、第一に心不全を考えます。心不全は心臓の血液拍出機能が不足した状態であり、この機能を補うために、頻脈になるのです。現在、ラシックスやアルダクトンAといった利尿薬が用いられていますが、これらの薬は心不全の治療薬です。
第二には、現在使用中のこれらの利尿薬は心臓の負担を軽くするために、血液量を減少させますが、これが頻脈を起こしている可能性があります。
第三にはバイパス術後の心臓の血流改善のために、シグマートが用いられています。この薬もまた頻脈の原因となることがある薬です。原因となる可能性は3つあるわけですが、この程度の頻脈だけのためならば、日常生活に支障がでるようなことはないと思います。

2009年7月18日

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