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疾患別解説

心房細動が出てからワーファリンを飲んでは遅いのか

日本心臓財団に寄せられたご相談

num.4352

63歳、 男性: 発作性心房細動

昨年、脳梗塞を起こし、大きな病院に入院しました。原因は、発作性心房細動によるものでした。
現在、ワーファリンを服用しています。
ワーファリンは強い薬だと聞いておりますので、極力、少なめに服用したいと考えております。不整脈が出たときは、必ず自覚できるのですが、不整脈が出始めたとき飲むようにすることはできないでしょうか。

また、ワーファリンを飲んでいれば、血栓ができることはないのでしょうか。
アブレーション治療の有効性についても、教えてください。

日本心臓財団からの回答

ワーファリン心房細動のときに心房内にできる血栓を予防するために服用する薬です。心房細動は2日以上続くと血栓ができるといわれています。したがって、理屈の上では、心房細動になったときにすぐに服用すればよいのですが、心房細動というものはいつも自覚されるとは限りません。多くの場合には気がつくという人でも、知らない間に心房細動になっていて、知らない間に治っているということがしばしばあるのです。このために、いつも服用しておくのが無難であるということになっています。

また、ワーファリンは血栓ができるのを防ぐ薬ですが、完全に効果があるというわけではありません。ワーファリンを服用していても、血栓ができることはあります。また、心房細動があると、心房内に血栓ができやすくなるのですが、血栓は動脈硬化を起こした血管の壁にできることもあります。このときの血栓は成り立ちが複雑で、ワーファリンで予防できません。つまり、ワーファリンはどこでできる血栓に対しても有効であるというわけではありません。

カテーテルアブレーション治療は近年、急速に普及してきています。しかし、成功率は60%程度であり、いまなお、術者の技術レベルに左右されることが大きいものです。

2006年8月26日

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