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疾患別解説

心筋梗塞の既往でエコノミークラス症候群が心配

日本心臓財団に寄せられたご相談

num.6299

65歳、 男性: 心筋梗塞

5年前、心筋梗塞でステント治療しました。糖尿病もあって、インスリン注射もしています。
今度、12時間のフライトでヨーロッパへの旅行を計画しておりますが、長時間フライトはリスクが高いでしょうか。エコノミークラス症候群等になる可能性もありますでしょうか。

日本心臓財団からの回答

エコノミークラス症候群(肺動脈血栓塞栓症)は大きな静脈系に血液がプールされ、血液の動きが乏しくなった状態で、長時間保持されたとき、そこに血栓ができ、その血栓が肺に飛んで肺塞栓を起こすことをいいます。心筋梗塞は動脈硬化に伴うものであり、直接に関係はありません。しかし、糖尿病があるときには、血液の凝固性が高まっているといわれます。12時間という拘束時間はちょうど、これを越えると血栓ができやすくなるという限界の時間です。したがって、旅行中はいつも、身体を動かすように努めることが大事です。坐ったまま、足首の背屈・伸展を繰り返す運動でも、下肢から心臓に向かう血液の流れを促進する効果があります。

2009年7月19日

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