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疾患別解説

バイパス術後に胸水が溜まる

日本心臓財団に寄せられたご相談

num.4282

60歳、 男性: 狭心症

ひと月半ほど前、大動脈弁置換術、僧帽弁形成術バイパス手術を受けました。主治医の話では、手術は成功、回復は順調とのこと。
しかし、心臓手術後、1週間で心不全由来の胸水が溜まりました。3週間後には心不全由来ではない胸水が溜まり、現在も管で抜く処置が続いています。胸部外科での検査の結果、胸水の原因は不明とのことです。溜まらなくするためには胸膜癒着術も考えられるとのことです。原因が何と考えられるのか、胸膜癒着術を受けるべきかご相談させてください。

日本心臓財団からの回答

バイパス手術には恐らく内胸動脈を使用されているものと思います。この手術の後には時として長期間にわたり胸水が貯留することがあり、それほど珍しいことではありません。
その量にもよりますが、まだ術後6週間程度であればこのままの治療を持続されて良いのではないでしょうか。呼吸不全を呈するほど溜まるのであれば問題ですが、そうでなければ利尿剤、消炎剤等の投与で徐々に回復するのではないかと思います。術後3ヶ月くらい経ってもまだ貯留が認められる人もごく稀にはおられますが、今しばらくはこのまま内科的療法とドレナージとで経過を見られて良いのではないでしょうか。

2006年7月27日

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