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疾患別解説

知らない間に発症した心筋梗塞による心不全

日本心臓財団に寄せられたご相談

num.5543

59歳、 男性: 心筋梗塞

昨年の健康診断で、心筋梗塞の跡があり、医師から肥大している、心臓の片側が動いていないと言われました。心臓の負担を示すホルモンが通常の5倍の値になっているそうです。血液検査などでコレステロールや血圧に異常はありませんでした。
とりあえず心臓の負担を減らす薬(レニベース)を処方され、ひと月ほど様子を見ることになりました。
日常生活はいつも通りでよいとのこと。自分には心筋梗塞の心当たりもなく、どのような健康管理をすればよいのか、わかりません。
また、次回の検診では、血管造影での2泊3日の検査も視野に入れてと言われましたが、できれば64スライスCTでの検査をしてみたいのですが、通院の病院にはありません。自分の心臓の様子が把握できずに不安の毎日です。薬を飲んでいるだけで良いのでしょうか。

日本心臓財団からの回答

知らない間に発症した心筋梗塞であり、現在、心臓の働きが低下して、心不全状態にあるものと思われます。
ご質問の第一は、できればCT検査を受けておきたいというご希望です。CT検査はカテーテル挿入を行うことなしに、冠動脈の性状、内腔を知ることができる検査であり、したがって、狭心症が疑われるときに役立つ検査です。つまり冠動脈にカテーテル検査を必要とするような病変があるか、否かを調べるためには優れた方法です。しかし、放射線の被曝量が大きいのが難点とされています。
それに、あなたさまの場合は心筋梗塞があって、そのために心不全状態にあることがわかっているのですから、CT検査をする必要はなく、ただちにカテーテル検査を行うことが勧められます。カテーテル検査の結果、冠動脈の狭窄が認められれば、この部位の血管拡張治療を行います。

日常の注意点ですが、これには心筋梗塞に対す注意と心不全に対する注意とがあります。心筋梗塞に対しては危険因子の回避が重要です。危険因子については、担当医に相談なさってください。
心不全についての注意は、心身の活動制限と食塩制限が中心になります。症状がないようですが、これはよいことです。しかし、このために病気を甘く見ることはないように用心なさってください。

2008年2月25日

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