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疾患別解説

ST低下、陰性T

日本心臓財団に寄せられたご相談

num.8076

44歳、 男性:

先日、健康診断の心電図検査で、III、aVFでST低下、陰性T波という異常があり、病院で再検査を受診しました。トレッドミルにより心電図を取ったところ、「虚血性心疾患の疑いが無いとは言えないという診断をされました。これは心疾患があるのでしょうか。ちなみに自覚症状としては、動悸がたまにするくらいです。
日本心臓財団からの回答
ST低下、陰性T」というのは虚血性心疾患のさいにしばしばみられる所見です。しかし、心疾患の場合だけでなく、内分泌、代謝性疾患などに際してもしばしばみられますし、程度にもよりますが、何らの異常がない場合にもみられて、「非特異的ST低下、陰性T」といわれることもあります。
診断のためには、自覚症状が大事ですが、検査としては運動負荷試験、エコー検査、心筋シンチグラム検査、CT検査などが行なわれ、疑わしければ、カテーテル検査にまで進むことになります。「虚血性心疾患がないとはいえない」というのは、あるともないともいえないで、断定できないということでしょう。
症状がなければ、何年かの間隔毎に検査して、推移をみるという選択肢もあります。

2013年7月 5日

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