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疾患別解説

健康診断で心筋虚血の疑いとPQ短縮という結果が出た

日本心臓財団に寄せられたご相談

num.8368

46歳、 女性:

会社の健康診断で、心筋虚血疑いとPQ短縮で、要経過観察1年と出ました。自覚症状はありません。受診の必要があるのでしょうか。生活上、注意することはありますか。
日本心臓財団からの回答
心電図上、PQ短縮というのは、心房から心室にいたる興奮伝導時間が短い、ということです。これには、1)心房から心室にいたる距離が人より短いという場合、2)興奮伝導性がよくて、速く興奮が進行するという場合、3)副伝導路といわれる興奮伝導路が普通の伝導路とは別にあり、これがバイパスとなって、興奮が速く伝わるという場合、の3つの場合が考えられます。1)と2)は問題になりません。3)の場合にはこの副伝導路を介して興奮が旋回し、頻拍発作をおこすことがあります。精密検査が必要となってはいないのであれば、これらの可能性は極めて低いのでしょう。
もう一つ、心筋虚血疑いといわれてもいるようです。心筋虚血とは狭心症の疑いがあるということです。精密検査のためには運動負荷試験などを行ないます。ただし、これも経過観察が指示されているだけであるならばそれでよく、精密検査を受ける必要はないでしょう。健康診断の所見の意味を承知していればそれでよいので、日常生活の上でとくに注意することはありません。

2013年11月28日

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