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疾患別解説

肺動脈弁狭窄のバルーンカテーテル治療

日本心臓財団に寄せられたご相談

num.6038

3ヵ月、 男性: 肺動脈弁狭窄症

退院時の検診にて心雑音があり、エコーと心電図の結果、肺動脈弁狭窄症と診断され、医師より「通常の圧差を20とすると、40が軽症、お子さんの場合は100もあり、かなりシビアです」と言われました。時期を見てバルーン治療を行うとのことです。月一回の診察を受けることになりました。
初めての検査の時に、治るかどうか、普通のこと同じ生活ができるようになるかと質問したところ、「バルーンで狭い弁を拡げれば治る。運動制限などもなく生活できます」と先生に言われ、安心していたのですが、先日、2回目の検査の時に同じ質問をしたところ、「普通の子と同じようには無理です。重症の場合、治療しても中程度くらいまでしか治りません。」と言われ、目の前が真っ暗になりました。体重増加も問題ないし、母乳の飲みぐあいも変わりません。
肺動脈弁狭窄症の重症の場合、治療しても程度はそこまで軽くはならないのでしょうか。
また、寝起きに毎日のように手が冷たく、腕から先が青紫色になっていたり、唇がいつもより少しくすんだ色になっていることがあります。これはチアノーゼとよばれるものなのでしょうか。普通の子にはこういう症状はなくて、肺動脈弁狭窄症の息子だから、こういう症状が出ているのでしょうか。
最後に、息子は弁が狭いため、毎日苦しい思いをしているのでしょうか。毎日顔を引っかいて傷を作っているのですが、心臓が苦しくてやってしまうことなのでしょうか。

日本心臓財団からの回答

中等症ないし重症の肺動脈弁狭窄です。本人は痛みなどは感じません。
この病気では心房間に右―左短絡を生じて手足の色がチアノーゼになることがあります。右―左短絡の有無は外来診察室で、パルスオキシメーターという指先に装着する小さな器械で簡単に診断できます。
肺動脈弁狭窄のバルーンカテーテル治療の成績はおおよそ圧差を1/3まで下げられます。今の圧差が100mmHgですから、圧差が33mmHgになる予想です。圧差が33ですと、まったく普通の生活が可能です。運動もできます。

2008年12月21日

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