日本心臓財団HOME > 心臓病の知識 > 疾患別解説 > 動脈・静脈疾患(動脈瘤、静脈瘤、動脈解瘤)とは > 動脈・静脈疾患(動脈瘤、静脈瘤、動脈解瘤) 相談と回答 > 人工血管の感染症

疾患別解説

人工血管の感染症

日本心臓財団に寄せられたご相談

num.6560

80歳、 男性: 人工血管感染症

15年ほど前に腹部大動脈瘤バイパス手術を行い、その後は定期的に検査通院をしていましたが、2年ほど前に人工血管から漏れがみつかりステントを入れる手術をしました。それから半年ごとにCT検査を行っていましたが、先日、ステント部が細菌感染していると診断されました。主治医からは人工血管を取り除く手術が最良だが、手術中に亡くなる可能性が高いため、抗生物質を投与する治療しか手立てはなく、それも次第に効かなくなる可能性があるといわれました。他になにか治療方法はないものでしょうか。細菌感染ももっと早く検査をしていれば、大事にならなかったのでしょうか。

日本心臓財団からの回答

人工血管植え込みの場合の最大の悩みが感染です。
一旦、ここに細菌がとりつくと、細菌は容易に増殖します。抗生物質の血中濃度を高い状態で長く維持しなければならないために、治療は難儀します。感染巣である人工血管を取り替えることも考えなければなりません。かねて、注意しなければならなかったことがあったのではないか、と気にしておいでですが、細菌は口腔内感染、気道感染、尿路感染、皮膚感染、外傷などの創傷などから体内に入ってきます。日頃の予防が第一であるわけですが、それは。日常生活に関わることであるだけに、容易ではありません。しかし、抗生物質治療が奏効して、危機を乗り越え、社会復帰している人もいます。希望は捨てないでください。

2010年1月30日

この回答はお客に立ちましたか?

公益財団法人 日本心臓財団への寄附

ご寄付のお願い