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疾患別解説

心包に水がたまっている

日本心臓財団に寄せられたご相談

num.6137

21歳、 女性: 心肥大

去年の年末の健康診断で心臓が大きいと言われ、今年の2月に再検査を受けました。
一通り調べてもらうと、心臓と心臓を包んでいる膜(心包)の間に水が溜まっていることがわかりましたが、原因がわからないとのことで他の病院を勧められました。

もしかしたら、乳ガンや子宮ガンが原因で溜まってしまっているかもしれないので、外科と婦人科も勧められましたが、乳ガンや子宮ガンが原因でも心臓と心臓の膜の間に水が貯まってしまうことはあるのでしょうか。
また、原因不明の場合治療はどのようにしていくのでしょうか。

日本心臓財団からの回答

1)乳癌や子宮癌で心包腔に水がたまっているときには
第一に栄養が悪くて、血液のタンパク成分が減少し、下肢に浮腫がみられるようなときを考えます。血液のタンパク成分が少なくなると、血液中の水分が皮下組織に漏れ出る傾向が強まるからです。
第二には、癌が心包に転移した状態を考えます。

2)原因不明の場合、とありますが、実は原因不明の場合が一番多いのです。心臓のエコー検査をしますと、なんでもない人でも、かなりな頻度で、心包内の水分貯留をみます。水分貯留が軽度で、症状がないのであれば、治療はしません。病気がある場合としては、女性ですと、神経性食思不振症や甲状腺機能異常があるときに、よくみられます。治療は水分貯留の程度によりますが、多くの場合は、原因疾患を治療することによって、改善します。

2009年3月13日

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