心臓病用語集

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ステント

すてんと

冠動脈形成術で血管を広げたままに保持するため血管内に留置する金属の筒状の網。バルーンで拡張した血管は血管壁の張力が回復すると、再び、閉塞してしまう可能性がある。このため、網状の金属コイルを拡張した血管の内側に挿入して、再閉塞を防止する。ステンレスやニッケルとチタンの合金などが用いられる。
直径2、3㎜、長さ2、3㎝の金属の筒状の網(図A)。ステントはイギリスの歯科医チャールス・ステントが開発した歯科補填剤ステントに由来する。このステントを人工血管で覆ったステント・グラフトが大動脈瘤置換術などに用いられている(図B)。
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<川田志明先生提供> 

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