疾患別解説

疾患別の解説と過去の相談事例がご覧いただけます。

逆白衣高血圧

88歳 男性
2009年2月17日

不思議なことに 自宅の血圧が朝160 /85前後、夜140/80前後なのに、病院では午後3時に先生が測ると、125 /70前後なのです。白衣高血圧の逆です。問題がありますでしょうか。
血圧計は新しいもので壊れていません。入浴後は130 /70前後でした。

回答

診察室で測る血圧が家庭血圧よりも低い場合を逆白衣高血圧といいます。
逆白衣高血圧は一割くらいの患者さんにみられます。
高血圧の影響の大きさは、血圧の高さとその持続時間によって左右されます。
白衣高血圧では、診察室にいる間だけの高血圧ですから、影響は小さいのですが、逆白衣高血圧では、家庭血圧の高さとその持続時間が問題になります。あなたさまの場合は午後から夕方にかけて血圧は下がっているようなので、多分、就眠中も下がっていると思われます。これならば問題にはなりません。
また、ご高齢の方では、血圧はあまり下げすぎないように注意しなければなりません。
現状がよろしいのではないでしょうか。

この回答はお役に立ちましたか?

病気の症状には個人差があります。
あなたの病気のご相談もぜひお聞かせください。

高齢者の心臓病 高齢者の心臓病
CLOSE
ご寄付のお願い