疾患別解説

疾患別の解説と過去の相談事例がご覧いただけます。

ステント挿入半年後の冠動脈造影はすべきか

72歳 女性
2005年5月14日

狭心症でステントを入れました。6ヶ月後に再びカテーテル検査を行い、再狭窄していないかを調べる検査をすすめられました。カテーテル検査には血栓による他の血管の梗塞などのリスクもともなうと聞き、また、知人でカテーテルでの再検査をしなかったという話も聞きました。
カテーテル検査をするか、しないかの判断を医師から求められているのですが、リスクを犯してもカテーテル検査をしたほうが良いのでしょうか。それとも、カテーテル検査以外に低リスクの検査があるのでしょうか。放射性物質を血液入れて血管の状態を見るという検査もききましたがどうなのでしょうか。

回答

冠動脈造影のカテーテル検査で冠動脈にステントを挿入した後、6ヶ月後に再狭窄の有無を調べるためのカテーテル検査をすべきか否かのご質問と理解します。
現在狭心症の症状がまったくなく、トレッドミル検査で異常がなければ再度のカテーテル検査は必ずしも必須ではありません。また放射性物質を入れて行う心筋負荷シンチグラムも必要ではありません。しかし、この時期に再狭窄が起こる頻度はかなり高いので、必要ではないが望ましいとは思います。
再度のカテーテル検査によって再狭窄の有無を確かめることをプロトコールとして行っている病院もあるようですが、どこの病院でもというわけではありません。

この回答はお役に立ちましたか?

病気の症状には個人差があります。
あなたの病気のご相談もぜひお聞かせください。

高齢者の心臓病 高齢者の心臓病
CLOSE
ご寄付のお願い