疾患別解説

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大動脈弁直下の心室中隔欠損症

2歳 女性
2007年10月25日

娘のことで相談します。生後1日目の検診で、心室に穴が開いていると言われ、退院後すぐに、大学病院を受診しました。穴は約3ミリで、大動脈弁の近くにあり、現在、弁の変形は少しありますが、大動脈の漏れはないそうです。このまま、半年に1回の検診し、経過観察していくことになっています。
このまま経過観察の状態でよいのでしょうか。大動脈弁の変形は年齢とともに進行するのでしょうか。

回答

大動脈弁直下の心室中隔欠損症は小さいように見えても、実際には大動脈弁が穴を大部分塞いでいます。したがって、数年のうちに大動脈弁の変形が生じて大動脈弁閉鎖不全を起こすことが多いのです。こうした合併症は心臓超音波検査でわかります。こうした合併症がでてきたら手術をするのが普通です。今は経過をみていてよいです。

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