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肺高血圧症を伴う4ミリの心室中隔欠損症

生後3週間 女性
2006年10月 2日

心室中隔欠損症とその影響で肺高血圧症もあると診断されました。現在の穴の大きさは4ミリです。治療としては、おしっこがもっと出るような薬(ラシックス)を投与して、肺に負担をかけないようにするとのことです。月1回の診察で、もし手術になるなら1歳になる前といわれました。

1)肺高血圧症を伴っていて4ミリというのは、手術になる確率はどのくらいなのでしょうか?肺高血圧症は自然に治ることもありますか。
2)もしも手術となった場合の手術方法と成功確率はどのくらいなのでしょうか。また手術の跡は消えますか。
3)このまま穴が小さくなったり、手術により穴をふさいだら元気な子のように遊べるのでしょうか。
4)現在、首とおでこに汗疹のような湿疹がでているのですが、ラシックスの副作用と考えられますか。
5)とにかく風邪など感染症に気を付けるように言われたのですが、他に気を付けることはないですか。

回答

1)いま3週間で、4mmの孔ですと、数か月の内に孔が自然に小さくなる率が50%くらいありそうです。孔が小さくなれば肺高血圧はなくなります。
2)乳児の心臓手術に経験の多い病院では、1歳で手術をすると成功率は95%以上でしょう。手術の傷は消えませんが、最近は傷が小さくなりました。
3)手術後は通常元気で、運動できます。
4)ラシックスの副作用としての皮膚の発疹はまれです。たぶん副作用とは違うでしょう。
5)必要な予防注射はしてください。

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