疾患別解説

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ヌーナン症候群

6歳 男性
2004年6月17日

息子は、半年前に根治手術をした結果、肺動脈弁狭窄は若干残存があるが普通に生活してよいとのことでした。しかし、先日の学校健診の心電図検査で完全右脚ブロックと上室性期外収縮とあり、主治医の指示に従うようにと書面にて通達されました。
これは、どのような治療が必要なのでしょうか?それとも放置してよいものなのでしょうか?

息子は、ヌーナン症候群で、てんかんの薬を服用中していますが、影響があるのでしょうか?

回答

ヌーナン症候群で、心室中隔欠損、肺動脈弁狭窄、大動脈弁下狭窄の手術後です。
今後の経過は次の様に予想されます。
完全右脚ブロックは多分治療不要です。
肺動脈弁狭窄も多分進行せず、治療不要です。
上室性期外収縮も多分治療不要です。
てんかんの薬は心臓には影響ありません。

ヌーナン症候群では肥大型心筋症が次第に出てくることがあります。大動脈弁下狭窄がそれと関係あることもあります。肥大型心筋症は心臓超音波検査で診断されます。
肥大型心筋症が出てきたときに治療が必要です。

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