疾患別解説

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上室頻拍のカテーテル治療

43歳 女性
2005年3月27日

10年ほど前に発作が1、2日置きに出るといったことが2ヶ月くらい続いたこともありましたが、それ以降発作頻度は減り、1ヶ月に1度起きるか起きないか といった状態でした。ところが昨年から発作が頻発するようになり、調子の悪いときで週に2度、少しよくなっても2、3週間に1度という状態です。発作が起きなくてもドックン(強く打つ)となったり、ドクドク(2、3拍だけ早い)といったこともよくあります。発作時はワソランを2錠、発作が起こりそうな時には1錠を服用しています。現在はいつ発作が起きるかと不安を感じながらも、会社に普通に行っております。
担当の先生に相談しましたところ、「発作が頻発するようであれば、入院して焼灼術治療(カテーテルアブレーション)するのがよい」とおっしゃいます。治療方法をご説明いただいたところ、カテーテルを刺すところのみ局部麻酔で、4時間くらいを要して行われるとのことでした。お聞きしただけでもとても怖くなり、その治療をお願いする決心がつきません。やはりカテーテル治療をしたほうがよいのでしょうか。

回答

発作がどれくらい頻繁にあるかが問題ですが、その時の症状や、従来の経験などから方針を決めることになるでしょう。焼灼法は最近多く行なわれるようになったもので、小さい領域の操作ですので、危険は少ないと思います。ただしケースにより100%成功するとは限りませんので、主治医とよくご相談ください。症状が強く、薬で予防や治療が困難の時は焼灼法を試みてもいいでしょう。あるいはもう少し薬などで経過をみるという手もあり得ます(自然に減少する例もあります)。

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