4−3 その他財団法人日本心臓財団
冠動脈の石灰化と心筋梗塞のリスク 2002年3月31日・1244S 51歳、男性 相談内容 父が50代で心筋梗塞により亡くなったので、私も50歳を過ぎたところで心臓に関する検査を受けました。 そこで質問します。 2)石灰化があってもトレッドミル検査等で異常がなければ心配いらないのでしょうか。それともトレッドミル検査等で異常がなくても、心筋梗塞は起こりますか? 3)対応として、コレステロール低下努力と経過観察(たとえば年1回程度のトレッドミル検査など)で良いのでしょうか。 4)あるいはさらに精密な検査を積極的に受けたほうが良いのでしょうか。それはどんな検査ですか。 5)心筋梗塞のリスクをなくすためには、今のうちに(体力があるうちに)手術を受けておいたほうが良いのでしょうか。それはどのような手術ですか。 以上よろしくお願いいたします。 回答 1)冠動脈の石灰化は動脈硬化の進展の最終段階ではありますが、冠動脈の狭窄度とは必ずしも一致しません。冠動脈造影で確かめてもらう必要があります。狭窄部の狭窄が高度の場合、狭窄部の石灰化がある場合、ロータブレーター等その部を破砕して、広くする装置を使用することがあります。 2)トレッドミル検査等異常がない場合は、冠動脈に石灰化があっても、冠動脈がそれほど狭くなっていないということです。心筋梗塞が起こる原因は冠動脈の狭窄が一番可能性があります。石灰化のあるところは将来狭くなる可能性はありますので、定期的に検査を受けるのが良いと思います。 3)結構ですが、常に狭心症発作が新たに起こることに注意してください。少しでも疑わしい発作があったら、直ちに受診してください。 4)冠動脈造影法で確かめるのが一番確かです。 5)冠動脈造影法をお受けになると、冠動脈の治療は現在必要ないか、カテーテル治療が必要なのか、冠動脈バイパス手術が必要なのかを診断してくれます。
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