1−6 徐脈、洞不全症候群、房室ブロック、ペースメーカ財団法人日本心臓財団
房室ブロックとは何ですか
2000年1月17日・0133A
77歳、男性:房室ブロック
相談内容
離れたところに住んでいる77歳の父が、房室ブロックという病気で、ペースメーカを入れることになったそうです。
いったいどのような病気なのですか。
回答
心臓には洞結節という規則正しく電気的な刺激を出す組織が心房の上部にあり、ここから正常では一分間に60−80の刺激を送り出しています。
この刺激は心房、房室結節(心房と心室のあいだにある小さな組織で、心房からの刺激を心室に伝える橋のようなもの)を通って心室に伝えられます。
いろいろな原因で、また時に原因がよくわからず、房室結節のところの刺激を送る機能が停止したり、失われたりします。
これを房室ブロックといいます。
正常の刺激が心室に伝わらなくなると、多くの場合、心室からゆっくりした刺激が出てこれをカバーします。
しかし、この心拍数は一分間で30以下のことがあり、人により失神したりします。この時は人工ペースメーカを心臓に入れ、人工的に心臓を適正な頻度で打つようにします。
お父さんの手術もこれであると思います。
房室ブロックに対する人工ペースメーカ挿入の手術は最近は内科医も行うようになり、通常はほとんど危険のない手術です。
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