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疾患別解説

バルサルバ洞拡大の手術適応

日本心臓財団に寄せられたご相談

num.7505

57歳、 女性: バルザルバ洞拡大

5年前に胸痛があり精査のため心エコーを施行したところバルザルバ洞が37ミリと拡大しており、今年の検査では39ミリに拡大しておりました。
1)バルサルバ洞39ミリという数値は、拡大の重症度としてはどのくらいなのでしょうか。
2)5年間で2ミリの拡大は、平均と比べて早いのでしょうか。
3)バルサルバ洞拡大の手術適応について教えてください。
4)症状として胸痛が起きることはありますか。
日本心臓財団からの回答
1)バルサルバ洞は大動脈の起始部にあたります。この部分の径は通常、5センチ以下です。拡大してくると大動脈弁が合わさりにくくなり、隙間ができて、大動脈弁逆流が起こってきます。ご質問の場合は、このいずれも正常範囲内にあるようです。
2)年間5ミリ以上の速さで拡大する場合を要注意とします。大動脈は拍動していますので、2ミリの拡大というのはほとんど測定誤差の範囲内に入ります。
3)径6センチ以上のとき、あるいは拡大速度が速く、要注意以上の速さであるとき、手術適応を考えます。
4)胸痛などの症状は極めて稀であると考えてよいでしょう。

2012年3月29日

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